医学界新聞

2008.03.24



専門職連携教育(IPE)の発展をめざす
――千葉大3学部共同の取り組み


 さる3月7日,千葉大けやき会館(千葉市稲毛区)にて,文部科学省現代GP(現代的教育ニーズ取組支援プログラム)である「自律した医療組織人育成の教育プログラム-専門職連携能力育成をコアに置いた人材育成-」キックオフシンポジウムが開催された。主催は,千葉大学亥鼻IPE推進委員会(委員長=宮崎美砂子看護学部教授)。

 テーマは「専門職連携教育(Interprofessional Education:IPE)の教育目標と教育学的戦略」。

 千葉大では,2007年度の新入生268名(医学部97名,看護学部86名,薬学部85名)から,各学部1名ずつ3名のミックスグループを実習時の行動単位とし,教員側も常に複数学部での学生指導を実施することで,相互に影響し合いながら連携することを学んでいる。1年次から4(5)年次まで学習を積み上げる計画。

 本シンポジウムでは,英国からヘレナ・ロウ,エリザベス・アンダーソン,ジェイン・スローニナの3氏が招かれ,英国での先進的な取り組みの概説,また指定発言として,先行して取り組む埼玉県立大,群馬大の現状が紹介され,活発な討議がなされた。

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