第18回「理学療法ジャーナル賞」授賞式開かれる
2007.05.21
第18回「理学療法ジャーナル賞」授賞式開かれる
第18回「理学療法ジャーナル賞」授賞式がさる4月14日,東京都文京区の医学書院会議室で開かれた。理学療法ジャーナル賞は,医学書院発行『理学療法ジャーナル』誌に1年間に掲載された投稿論文の中から優秀論文を編集委員会が顕彰し,理学療法士の研究活動を奨励するもの。昨年(2006年)は総投稿数107本のうち16本が掲載となり,残念ながら入賞論文は選ばれなかったものの,下記のように準入賞論文1本,奨励賞論文2本が選ばれた。
〔準入賞〕成田寿次・他(東京都板橋ナーシングホームリハビリテーション室)「片麻痺症例の歩行自立の判定に関するfunctional reachの有用性」(第40巻9号掲載)。
〔奨励賞〕西田裕介・他(聖隷クリストファー大学リハビリテーション学部理学療法学専攻)「施設入所高齢者に対する12週間の低強度運動負荷トレーニングプログラムの効果――自律神経活動,運動機能に及ぼす影響」(同7号掲載)。西村由香・他(北海道文教大学人間科学部理学療法学科)「自覚的視性垂直位検査装置の開発とその信頼性」(同8号掲載)。
授賞式では,医学書院金原優社長から賞状・賞金が受賞者に手渡された。編集委員会を代表して網本和氏(首都大学東京健康福祉学部)が授賞論文講評をしたあと,「いずれの論文も臨床的視点を研究に反映させる努力が伝わるものであり,日々理学療法を施行している現場に,貴重な示唆をもたらすものと感心した」と締めくくった。
『理学療法ジャーナル』誌では,本年も掲載された投稿論文のなかから第19回理学療法ジャーナル賞を選考する。投稿先,投稿規定については,『理学療法ジャーナル』投稿規定を参照のこと。
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