Cancer Board Square Vol.2 No.3
2016年 10月号

ISSN 2189-6410
定価 3,740円 (本体3,400円+税)

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(ISBN978-4-260-02454-9)


Feature Topic がん免疫療法時代の航海図

続々と開発が進むがん免疫療法。第四の治療と言われた「がん免疫療法」は、今まさにがん治療全体のフロントラインに立とうとしています。一方で、実臨床においては、腫瘍免疫学に関する背景知識や素養の不足から、その使用にあたって戸惑いを覚える臨床家も少なくありません。また、社会的な話題ともなったその薬価など、がん免疫療法の医療経済的な問題も見過ごすことはできません。そこで本特集では、きたるべきがん免疫療法時代を迎え撃つための航海図を用意しました。今を知り、少し先のことを知る。少し先のことを知れば、今がよりわかる。この航海図を手掛かりにがん免疫療法の新時代へ。

■これから先の航海指針-免疫療法の2年後を先取りする
本特集の企画にあたって
北野 滋久
がん治療のパラダイムシフト
北野 滋久
複合的がん免疫療法
 免疫療法が効かないがんについての考察と展望
池田 裕明
 がん免疫療法と外科手術
永田 康浩
がん免疫研究のCutting Edge
 Neoantigen in cancer immunotherapy
松下 博和
 Immunogenic cell death
山崎 貴裕
 Biomarkers for cancer immunotherapy
杉山 大介
■がん免疫療法の現在地
日本において保険承認されたがん免疫療法のリアル
 悪性黒色腫
吉野公二
 非小細胞肺がん
大植 祥弘
 腎細胞がん
三浦 裕司
ジミー・カーターの薬
白井 敬祐
がん免疫療法の光と影
後藤 悌



View-point がん診療 「原発不明がん」
■原発不明がんについての臨床的概論
公平 誠・下井 辰徳
■Topics Q&A
岩澤 俊一郎・仲野 兼司・齋藤 亜由美



Cancer Board Conference
■case1
膿胸との鑑別を要した胸膜発生肉腫の1例
日本医科大学武蔵小杉病院 Cancer Board勉強会
■case2
AYA世代で横紋筋肉腫を発症した1例
聖路加国際病院 Oncology Grand Conference



Art of Oncology[4]
医療とは何のためにあるのか
高野 利実
死にゆく患者と、どう話すか-國頭先生の日赤看護大ゼミ講義録[4・最終回]
がんの告知を考える
國頭 英夫
レジデントのためのオンコロジーカンファレンス[4・最終回]
オンコロジック・エマージェンシーに対処せよ!
勝俣 範之
臨床医のためのワンテーマ腫瘍病理[4]
「テラー・オブ・ザ・ストーリー・オブ・テラー(怖い話を語る人)」
市原 真
Evidence “The Classic” Review
サルコーマ
公平 誠
皮膚がん
宇原 久
血液腫瘍
篠原 明仁
ID consult-がん患者の感染症診療[3]
結核
関谷 紀貴
病院でこの言葉は使えませんでした。[2]
「退院後の食事は、なにを食べればよいですか?」
天野 慎介
スキルとしての支持療法[3]
「高齢者への化学療法とそのスクリーニングツール」篇
北村 浩・長島 文夫・古瀬 純司
(企画:加藤 俊介)
目から鱗のがん薬物療法-薬学的視点からみたケーススタディ[4]
レゴラフェニブによる甲状腺機能低下症
杉田 一男
レジメンマネジメントの流儀[4]
杏雲堂病院のレジメン
森 玄(監修:河野 勤)
がん医療スタッフの基本スキルを小説から学ぶ[2]
フランツ・カフカ『変身』-がん患者を抱える家族
金 容壱
フロンティア・リポート[4]
温故知新-リアルタイム質量分析法を応用して
 がんの基礎研究も可能です
竹田 扇・吉村 健太郎(企画:新間 秀一)
これからのがんサポート[4]
がん患者・家族を支える社会資源
品田 雄市
フクシマ日記[4]
2016年10月某日 ほんとの空
佐治 重衡
人間はいつから病気になったのか-こころとからだの思想史[4]
慢性疾患は医学の敗北か?
橋本 一径

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