イラストでまなぶ生理学 第3版
生理学入門書の最新版。イラストの刷新・カラー化でさらに使いやすく
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看護学生・看護職のみならず、医学生・コメディカルにも評判の高い生理学の入門書。「イラストでまなぶ」シリーズの1冊で、第3版ではイラストの刷新・カラー化によりさらに使いやすくなった。また、本文は重要度を3段階で示し、キーワードを色文字にして強調したことで学習の手助けとなる。生理学の基本的事項を網羅的かつわかりやすく解説した、必携の1冊!
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序文
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第3版によせて
本書の初版を上梓して23年が経過し,2009年に改訂を行い,第2版を刊行しました.時代は変化しているのにもかかわらず,このように長い間,多くの読者に本書を手に取っていただけていることは,著者として大変うれしい思いです.しかし,この間,医療をめぐる環境は激変し,教育における生理学の位置も変わってきました.
そこでこのたび再度改訂を試み,第3版を発行することにしました.第3版では,初めて生理学を学ぶ学生を対象にするというコンセプトや,左ページにイラスト,右ページに本文をランク別に記載するという体裁はそのまま踏襲し,すべてのイラストをカラー化し,時代の変化に合わせて描き直しました.本文内容も再考し,理解がより深まるように大きく書き直しました.
左ページには本文の内容をイラストで説明してあります.かなり過激な比喩やデフォルメがしてあることもありますが,オリジナルでかつ覚えてほしいポイントを強調したいがためにそのような図になりました.本書は生理学の参考書であるという立場から,教科書に必ず載っているような代表的な図や解剖学的な図はあえて省いてあります.必要に応じてそちらの教科書を参照して下さい.
右ページの本文は,重要な項目だけを重要な順に3つのランクに分けて書いてあります.すなわち大見出し,中見出し,そして説明文です.当然,最も重要な事柄は大見出しとして書いてあります.著者は,生理学を初めて学ぶ学生にとっては,大見出しと中見出しの内容を理解すればそれで必要かつ十分と考えています.そのまま記憶してもよいような文章になっているので,丸暗記することもできます.説明文は内容理解のためのものなので,これは読むだけにとどめても結構です.
また,臨床的な事柄や最近のトピックなどは,コラムとして各ページの下段や章末に記載してあります.さらに,生理学とは直接関係ないが,知っていると便利な事柄は巻末に付録として記載してあります.こちらもぜひ目を通してください.
生理学を学習するうえで理解・記憶しなければならないことは山ほどありますが,本書が少しでも学生諸君のスムーズな学習の手助けとなれば幸いです.
2016年10月
田中越郎
本書の初版を上梓して23年が経過し,2009年に改訂を行い,第2版を刊行しました.時代は変化しているのにもかかわらず,このように長い間,多くの読者に本書を手に取っていただけていることは,著者として大変うれしい思いです.しかし,この間,医療をめぐる環境は激変し,教育における生理学の位置も変わってきました.
そこでこのたび再度改訂を試み,第3版を発行することにしました.第3版では,初めて生理学を学ぶ学生を対象にするというコンセプトや,左ページにイラスト,右ページに本文をランク別に記載するという体裁はそのまま踏襲し,すべてのイラストをカラー化し,時代の変化に合わせて描き直しました.本文内容も再考し,理解がより深まるように大きく書き直しました.
左ページには本文の内容をイラストで説明してあります.かなり過激な比喩やデフォルメがしてあることもありますが,オリジナルでかつ覚えてほしいポイントを強調したいがためにそのような図になりました.本書は生理学の参考書であるという立場から,教科書に必ず載っているような代表的な図や解剖学的な図はあえて省いてあります.必要に応じてそちらの教科書を参照して下さい.
右ページの本文は,重要な項目だけを重要な順に3つのランクに分けて書いてあります.すなわち大見出し,中見出し,そして説明文です.当然,最も重要な事柄は大見出しとして書いてあります.著者は,生理学を初めて学ぶ学生にとっては,大見出しと中見出しの内容を理解すればそれで必要かつ十分と考えています.そのまま記憶してもよいような文章になっているので,丸暗記することもできます.説明文は内容理解のためのものなので,これは読むだけにとどめても結構です.
また,臨床的な事柄や最近のトピックなどは,コラムとして各ページの下段や章末に記載してあります.さらに,生理学とは直接関係ないが,知っていると便利な事柄は巻末に付録として記載してあります.こちらもぜひ目を通してください.
生理学を学習するうえで理解・記憶しなければならないことは山ほどありますが,本書が少しでも学生諸君のスムーズな学習の手助けとなれば幸いです.
2016年10月
田中越郎
目次
開く
第3版によせて
第1章 体液
細胞内液と細胞外液
浸透圧
モル濃度と浸透圧
膠質浸透圧
酸塩基平衡
脱水
バッファー
第2章 血液
血液の成分
血球
赤血球
ヘモグロビン
貧血
白血球
血漿
止血
凝固と線溶
血液型と輸血
Rh式血液型とHLA
第3章 免疫
自己と非自己
細胞性免疫
液性免疫
アレルギー
第4章 循環
循環器系の構造
脈拍
心音
刺激伝導系
心電図-1(心電図の波形と新幹線の動き)
心電図-2(心電図の波形とオセロ)
心電図-3
不整脈
血圧の変動
収縮期血圧と拡張期血圧
血圧測定
末梢循環
第5章 呼吸
呼吸と肺
呼吸運動
肺気量
拘束性肺障害と閉塞性肺障害
死腔と換気
血液ガス
呼吸性アシドーシスと呼吸性アルカローシス
呼吸中枢
第6章 代謝
栄養素
糖質
脂質
蛋白質
ATP(アデノシン三リン酸)
物質代謝
肥満
第7章 内分泌
内分泌とホルモン
ホルモンで記憶すること
下垂体後葉
下垂体前葉
甲状腺,副甲状腺
副腎
膵臓
性ホルモン
生殖
第8章 体温
熱の産生と放散
体温測定と体温の変動
体温中枢と発熱
汗
第9章 消化
消化と吸収
消化管
食道・胃
膵液
胆汁
腸の消化と吸収
腸機能の調節
肝臓の仕事
ビリルビンと肝機能検査
第10章 排泄
排泄と腎臓
糸球体
尿細管
尿
腎の内分泌機能,腎不全
尿路
第11章 神経
ニューロン
末梢神経
自律神経の種類
自律神経の機能
中枢神経の性質
中枢神経の構造
大脳
脊髄,伝導路
反射
第12章 筋
筋収縮のしくみ
骨格筋
第13章 感覚
刺激と感覚
皮膚感覚と深部感覚
痛覚と内臓感覚
視覚と眼球
視力と網膜
聴覚
平衡覚,味覚,嗅覚
第14章 遺伝
細胞のはたらき
細胞分裂
劣性遺伝と優性遺伝
[付録]
肝機能検査
主な英語・ドイツ語名
臨床でよく使う診療科の略称
ドイツ文字の読み方
ギリシャ文字の読み方
さくいん
第1章 体液
細胞内液と細胞外液
浸透圧
モル濃度と浸透圧
膠質浸透圧
酸塩基平衡
脱水
バッファー
第2章 血液
血液の成分
血球
赤血球
ヘモグロビン
貧血
白血球
血漿
止血
凝固と線溶
血液型と輸血
Rh式血液型とHLA
Coffee Break
■分化と成熟 ■白血球顆粒 ■白血病
■分化と成熟 ■白血球顆粒 ■白血病
第3章 免疫
自己と非自己
細胞性免疫
液性免疫
アレルギー
Coffee Break
■膿 ■初乳
■膿 ■初乳
第4章 循環
循環器系の構造
脈拍
心音
刺激伝導系
心電図-1(心電図の波形と新幹線の動き)
心電図-2(心電図の波形とオセロ)
心電図-3
不整脈
血圧の変動
収縮期血圧と拡張期血圧
血圧測定
末梢循環
Coffee Break
■VSDとASD ■aVRだけ波形が逆な理由 ■心電図と心収縮
■肝動脈塞栓術 ■静脈路の確保
■VSDとASD ■aVRだけ波形が逆な理由 ■心電図と心収縮
■肝動脈塞栓術 ■静脈路の確保
第5章 呼吸
呼吸と肺
呼吸運動
肺気量
拘束性肺障害と閉塞性肺障害
死腔と換気
血液ガス
呼吸性アシドーシスと呼吸性アルカローシス
呼吸中枢
Coffee Break
■肺は外分泌器官 ■大動脈圧と肺動脈圧
■肺は外分泌器官 ■大動脈圧と肺動脈圧
第6章 代謝
栄養素
糖質
脂質
蛋白質
ATP(アデノシン三リン酸)
物質代謝
肥満
Coffee Break
■ダイエット
■ダイエット
第7章 内分泌
内分泌とホルモン
ホルモンで記憶すること
下垂体後葉
下垂体前葉
甲状腺,副甲状腺
副腎
膵臓
性ホルモン
生殖
Coffee Break
■末端肥大症と巨人症 ■消化管ホルモン ■サイトカイン
■末端肥大症と巨人症 ■消化管ホルモン ■サイトカイン
第8章 体温
熱の産生と放散
体温測定と体温の変動
体温中枢と発熱
汗
Coffee Break
■うつ熱 ■体感温度 ■解熱薬 ■腋窩温の測定時間
■うつ熱 ■体感温度 ■解熱薬 ■腋窩温の測定時間
第9章 消化
消化と吸収
消化管
食道・胃
膵液
胆汁
腸の消化と吸収
腸機能の調節
肝臓の仕事
ビリルビンと肝機能検査
Coffee Break
■誤嚥 ■胃潰瘍 ■コレシストキニンとパンクレオザイミン ■プロテアーゼ
■誤嚥 ■胃潰瘍 ■コレシストキニンとパンクレオザイミン ■プロテアーゼ
第10章 排泄
排泄と腎臓
糸球体
尿細管
尿
腎の内分泌機能,腎不全
尿路
Coffee Break
■尿量と尿比重 ■フィッシュバーグ濃縮試験 ■クリアランス
■尿量と尿比重 ■フィッシュバーグ濃縮試験 ■クリアランス
第11章 神経
ニューロン
末梢神経
自律神経の種類
自律神経の機能
中枢神経の性質
中枢神経の構造
大脳
脊髄,伝導路
反射
Coffee Break
■脳神経と脊髄神経
■脳神経と脊髄神経
第12章 筋
筋収縮のしくみ
骨格筋
Coffee Break
■筋の収縮には電気的な興奮をともなう
■筋の収縮には電気的な興奮をともなう
第13章 感覚
刺激と感覚
皮膚感覚と深部感覚
痛覚と内臓感覚
視覚と眼球
視力と網膜
聴覚
平衡覚,味覚,嗅覚
Coffee Break
■痛みでショックになることがある ■そこひ
■痛みでショックになることがある ■そこひ
第14章 遺伝
細胞のはたらき
細胞分裂
劣性遺伝と優性遺伝
Coffee Break
■X染色体上の遺伝子の発現 ■染色体異常
■X染色体上の遺伝子の発現 ■染色体異常
[付録]
肝機能検査
主な英語・ドイツ語名
臨床でよく使う診療科の略称
ドイツ文字の読み方
ギリシャ文字の読み方
さくいん