マタニティ診断ガイドブック 第5版
日本発の診断名だから使いやすい! 助産および母性看護領域に必携の1冊
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マタニティ診断は、出産前後の女性とその家族が発達課題を達成したり、現在よりもよりよい健康生活へ変容することを目指して行うもので、問題志向型の看護診断とは異なる。本書には助産および母性看護で活用できる診断名および定義、診断指標等を記し、その参考となる資料も添えられている。臨床でも実習でも活用できる便利な1冊。本書の初版が発行されてから10年余りが経過、今版でもますます臨床に即した内容となっている。
【謹告】 本書の内容を無断で電子カルテやLAN,その他のソフトウェアやシステム等に利用することを禁じます.許可なく使用した場合には著作権侵害により利用停止の措置をとらせていただくことがあります.利用をご希望の場合には,下記あてにご連絡ください.
医学書院 総務管理部 出版総務課 著作権係 TEL 03-3817-5722
なお,図表に関してはそれぞれの出典元にご確認ください.
【謹告】 本書の内容を無断で電子カルテやLAN,その他のソフトウェアやシステム等に利用することを禁じます.許可なく使用した場合には著作権侵害により利用停止の措置をとらせていただくことがあります.利用をご希望の場合には,下記あてにご連絡ください.
医学書院 総務管理部 出版総務課 著作権係 TEL 03-3817-5722
なお,図表に関してはそれぞれの出典元にご確認ください.
編集 | 日本助産診断・実践研究会 |
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発行 | 2015年12月判型:B6変頁:240 |
ISBN | 978-4-260-02445-7 |
定価 | 2,750円 (本体2,500円+税) |
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第5版の序
本書の初版の発刊は2004(平成16)年であり,その後,第2版,第3版と少しずつ改訂を行い,2013(平成25)年に第4版を発刊してまいりました.今回第5版を発刊するにあたっては,近年の産科医療の変動(高齢出産や帝王切開の増加,出生前診断の進歩など)に伴うマタニティ診断の経過診断におけるリスク型の診断名を加えたこと,助産師の独占業務を意識して分娩期を大きく組み直したことでかなり大がかりな改訂となりました.
2015(平成27)年3月 『NANDA-I看護診断 定義と分類 2015-2017 原書第10版』(医学書院)が発行されましたが,あいかわらず助産や母性看護領域で活用できる診断名は数えるほどしかありません.そのため,私たちこそが助産や母性看護で使える診断をもっと開発すべきだと考えています.なぜならば,日本の助産師は江戸時代に職業的確立をし,明治に入って教育や身分を法的に明示され,大正,昭和,平成と独自性を発揮して活動してきたという根強い実績があるからです.その日本の助産師のマタニティ診断を体系化し,NANDA-Iに登録し,世界的に広めてもよいのではないかと思います.すでに,当日本助産診断・実践研究会では,本書の一部の診断名をNANDA-Iに申請し,下記の診断名が『2012-2014』版から採用され,『2015-2017』版においても,次のように掲載されています.
国内では,電子カルテの臨床場への導入が目覚ましく,看護活動に欠かせない様相を示しています.しかし,産科棟では導入しにくい,導入しても活用しかねているなどの状況がみられます.その理由は,前述したように産科棟や新生児室で活用できる診断名が少ないことにあります.一方,電子カルテによるケア計画は,画一的になり,個別性をどのように盛り込むかが課題ともいわれています.また,どの看護領域においても,わかりやすい日本語による診断名の開発・普及も必要かと思われます.その点,本書はマタニティサイクルに関する診断をNANDA-Iにかかわりなく開発しています.本書を電子カルテに活用される(ただし,医学書院に連絡が必要)ことを歓迎するとともに,忌憚のないご意見・ご提案をいただければ幸いと存じる次第です.
2015年11月
日本助産診断・実践研究会
代表 青木康子
本書の初版の発刊は2004(平成16)年であり,その後,第2版,第3版と少しずつ改訂を行い,2013(平成25)年に第4版を発刊してまいりました.今回第5版を発刊するにあたっては,近年の産科医療の変動(高齢出産や帝王切開の増加,出生前診断の進歩など)に伴うマタニティ診断の経過診断におけるリスク型の診断名を加えたこと,助産師の独占業務を意識して分娩期を大きく組み直したことでかなり大がかりな改訂となりました.
2015(平成27)年3月 『NANDA-I看護診断 定義と分類 2015-2017 原書第10版』(医学書院)が発行されましたが,あいかわらず助産や母性看護領域で活用できる診断名は数えるほどしかありません.そのため,私たちこそが助産や母性看護で使える診断をもっと開発すべきだと考えています.なぜならば,日本の助産師は江戸時代に職業的確立をし,明治に入って教育や身分を法的に明示され,大正,昭和,平成と独自性を発揮して活動してきたという根強い実績があるからです.その日本の助産師のマタニティ診断を体系化し,NANDA-Iに登録し,世界的に広めてもよいのではないかと思います.すでに,当日本助産診断・実践研究会では,本書の一部の診断名をNANDA-Iに申請し,下記の診断名が『2012-2014』版から採用され,『2015-2017』版においても,次のように掲載されています.
第3部 | 領域7:役割関係 類3:役割遂行 非効果的パートナーシップ パートナーシップ促進準備状態 非効果的パートナーシップリスク状態 |
領域8:セクシュアリティ 類3:生殖 非効果的出産育児行動 出産育児行動促進準備状態 非効果的出産育児行動リスク状態 |
2015年11月
日本助産診断・実践研究会
代表 青木康子
目次
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妊娠期のマタニティ診断
●妊娠期の経過診断(GP) 6類型と29の診断名
1.妊娠の確定
2.妊娠時期・分娩予定日
3.妊娠経過
4.母体の状態
5.胎児の状態
6.胎児付属物の状態
●妊娠期の健康生活診断(GH) 4類型と42の診断名
1.基本的生活行動
2.精神・心理的生活行動
3.社会的生活行動
4.出産育児行動
分娩期のマタニティ診断
●分娩期の経過診断(LP) 7類型と50の診断名
1.分娩開始
2.分娩時期
3.分娩経過
4.母体の状態
5.胎児の状態
6.胎児付属物の状態
7.分娩予測
●分娩期の健康生活診断(LH) 4類型と26の診断名
1.基本的生活行動
2.精神・心理的生活行動
3.社会的生活行動
4.出産育児行動
産褥期のマタニティ診断
●産褥期の経過診断(PP) 3類型と10の診断名
1.産褥日数
2.産褥経過
3.母体の状態
●産褥期の健康生活診断(PH) 4類型と42の診断名
1.基本的生活行動
2.精神・心理的生活行動
3.社会的生活行動
4.出産育児行動
新生児期のマタニティ診断
●新生児期の経過診断(NP) 4類型と16の診断名
1.日齢
2.出生直後の状態
3.早期新生児の状態
4.新生児の経過
●新生児期の健康生活診断(NH) 2類型と12の診断名
1.養護
2.環境
●妊娠期の経過診断(GP) 6類型と29の診断名
1.妊娠の確定
2.妊娠時期・分娩予定日
3.妊娠経過
4.母体の状態
5.胎児の状態
6.胎児付属物の状態
●妊娠期の健康生活診断(GH) 4類型と42の診断名
1.基本的生活行動
2.精神・心理的生活行動
3.社会的生活行動
4.出産育児行動
分娩期のマタニティ診断
●分娩期の経過診断(LP) 7類型と50の診断名
1.分娩開始
2.分娩時期
3.分娩経過
4.母体の状態
5.胎児の状態
6.胎児付属物の状態
7.分娩予測
●分娩期の健康生活診断(LH) 4類型と26の診断名
1.基本的生活行動
2.精神・心理的生活行動
3.社会的生活行動
4.出産育児行動
産褥期のマタニティ診断
●産褥期の経過診断(PP) 3類型と10の診断名
1.産褥日数
2.産褥経過
3.母体の状態
●産褥期の健康生活診断(PH) 4類型と42の診断名
1.基本的生活行動
2.精神・心理的生活行動
3.社会的生活行動
4.出産育児行動
新生児期のマタニティ診断
●新生児期の経過診断(NP) 4類型と16の診断名
1.日齢
2.出生直後の状態
3.早期新生児の状態
4.新生児の経過
●新生児期の健康生活診断(NH) 2類型と12の診断名
1.養護
2.環境
正誤表
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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。
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