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カルテを読むための
医学用語・略語ミニ辞典 第4版

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総合病院で実際に書かれたカルテを精査し、目にすることの多い医学用語・略語を厳選して収載。第4版では、略語パートを中心に使用頻度の高い約100語を増補し、必要度の低い約40語を削除した。「臨床ですぐに役立つ内容」「扱い勝手のよいコンパクトな造本」といった前版までの特徴は踏襲し、さらに使いやすく改訂。カルテ記入にも、カルテ内容の正確な理解にも役立つ1冊。
浜家 一雄
発行 2013年10月判型:新書変頁:248
ISBN 978-4-260-01878-4
定価 1,320円 (本体1,200円+税)

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第4版まえがき

 このミニ辞典は第1版が2001年1月に発行された。すでに日本中の多くの方々,特に看護学生,看護師,その他,多くのコメディカル,若い医師などにご利用いただいている。なによりもポケットに入る手軽さと,その割に必要な単語がふんだんに載せられていることがその理由であろう。時代とともに新しい略語が次々に登場し,逆に次第に使われなくなるものもある。また,我々が耳にする以前に新聞などの見出しに略語が大きく掲載されることもあるため,このたび改版することにした。
 今回の第4版にはあらたに約100語の略語を加え,簡単な単語や必要度が低い略語など約40語を削除した。ドイツ語はカルテ記載されることが次第に少なくなったが,まだ日常の病院での会話の中で使われているため,僅かな削除にとどめた。このようにして,この辞書の手軽さを維持するため,改版後も分厚くならないように努めた。
 この数年間でのカルテに関する大きな変化は電子カルテが普及してきたことである。その結果,日本語は漢字変換をしてくれるため,日本語の記載が少し増えてきた。また,読みにくい手書きから,読みやすい電子カルテに移行したため,医学英語もこの辞書を用いれば,容易にその内容が理解できるようになった。
 私のアメリカでのレジデント時代には,手書きカルテの判読,特に略語の理解に苦労し,その病院で発行されていた略語集のお世話になった。その略語集は,それに記載されているもの以外の略語は使ってはならない,という目的で作られていた。我が国でも病院によっては院内略語集を発行しているところもある。私も,この辞書を通じて今後の略語の氾濫の食い止めに役立って欲しい,という気持ちは全くかわっていない。
 私は,2003年3月に副院長としての定年を無事に迎えることができたが,その直後に妻が病に倒れ,半年後に他界した。勤務医としての私を長い間支えてくれた今は亡き妻に感謝の意を表したい。
 その後も私は看護学校長などの役職を引き続き兼務しており,看護学生達がこのミニ辞典をポケットに入れて病棟で実習に励んでいる姿を見ながら,この辞典を今後さらに充実させていきたいと思っている。

 2013年9月
 岡山済生会看護専門学校学校長
 浜家一雄

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