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保健・医療者のためのWeb検索・活用ガイド

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Web上に流れている膨大な情報の中から,本当に自分に必要なものを見つけだすためには,テクニックが不可欠。本書はWebから上手に「答え」を探し出し,効率よく保存したり,活用したりする方法を解説している。Web検索がより楽しく便利になるガイドブック。
中山 和弘
発行 2002年12月判型:A5頁:144
ISBN 978-4-260-33252-1
定価 1,980円 (本体1,800円+税)
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  • 目次
  • 書評

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第1章 Webブラウジングを快適に
 A Webページヘの接続方法
 B ポータルサイトを選ぶ
 C ブラウジングのコツ
 D ページ内での検索
 E 閲覧に必要なソフトの入手
 F 文字化けへの対処
 G 外国語のページを翻訳させて見る
 H セキュリティ対策
第2章 役に立つWebサイトはあるのか
 A 治療やケアについての最新情報
 B 研究,学習に役立つサイト
 C 患者の立場からつくられたサイト
 D インターネット上でアドバイスをもらう
 E 研究,論文作成に役立つサイト
 F 日常生活に役立つサイト
第3章 役立つサイト&ページを自分で探す
 A サーチエンジンのしくみと使い方
 B キーワード入力のテクニック
 C さらなる検索テクニック
第4章 見つけたサイト&ページをフル活用する
 A サイト&ページを自分のパソコンに登録する
 B サイト&ページの情報をワープロや表計算ソフトに保存する
 C パソコンにページを自動的にチェックさせて最新情報を得る
 D 携帯電話,PHSを活用する-外出先で情報を見る
 E インターネット上の情報を利用するときの注意点
おわりに
索引

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一読の価値のあるインターネット自由自在
書評者: 久保田 啓介 (東大・胃食道外科学/乳腺内分泌外科学)
◆増大する医療従事者のインターネットの活用

 本書では,医療従事者を対象に,診療の場面のみならず利用できるインターネット活用の方法が紹介されている。私自身は,珍しい疾患に遭遇した際に,時によってインターネットでの情報収集を試み,うまくいかないとすぐにあきらめる,いわゆる「中級者」レベルのユーザーである。本書は実際の画面をふんだんに掲載し,これと対比しつつ解説してあるので,通勤時などに読んでも非常に理解しやすい。

 まず前半で基本的用語,操作法が解説される。「ブラウザ」,「Web」,「サイト」,「ページ」などわかっているようでわかっていない言葉が理解でき,トラブルシュートに役立つと思われた。画面のスクロール法,文字化けの対処法などは,今後多用するようになると役立ちそうだ。本書の中心部では,目的のサイトの効率的な検索法,および引用したサイトの有効な活用法が紹介される。サーチエンジンの「Google」の利用,検索語として「とは」を加えるコツ,リンク集の活用など,実際に試してみて非常に有用であることが実感された。ディレクトリのさかのぼり,ドメイン名の利用などのテクニックも今後ぜひ試してみたい。活用法についても,「お気に入り」の整理,PDFファイルのコピー,画面の印刷方法など,知っていると便利な項目が多い。

◆ビギナーにもベテランにも役立つテクニックが満載

 インターネットはとっつきにくいという初級者,使ってはいるが有効に使いこなせていない中級者の方は,本書を読めばインターネットの有用性を理解されるであろう。また,すでに多分に利用されている上級者,自宅・職場・出張先などでモバイルとして利用されている方にも,役立つテクニックが満載である。

 著者は自分でホームページを所有され,かなりのヘビーユーザーであることがうかがわれる。本書は手頃な分量と親しみやすい体裁でありながら,このような著者の実際の経験に即して書かれた解説書であり,一読の価値のある書と言える。
これこそ待望のWeb検索・活用のガイドブック
書評者: 坂本 直弘 (米子医療生協弓ヶ浜診療所)
 できる限り容易に理解できるよう,わかりやすく過不足なく説明した良書である。特筆すべきは,入門者にもわかりやすい「上級書」だと言うこと。

 膨大な情報の中から自分に必要な部分を整理する,このノウハウのすべてを著者は本書内にさらけ出している。

 乱雑になってしまった情報の山は,この本があればきれいに整理できる。皆さんは,こんな思いはないだろうか。わが家を放り出して,自分にとっていいものだけを集めた別宅がほしいと。Web検索において,本書があれば可能なのである。

 盲点をついた内容であるがゆえ,ヘビーユーザーはもちろん初心者でも,最短でWeb検索上級者になれる。今やすべての人が,コンピュータ(インターネット)を自由に使いこなすことが可能なのである。

◆この1冊で,インターネットが自由自在

 本書は,すべての人が待望していたものだろう。この1冊で,インターネットが使いこなせ,読み終えればなんでもできる!そんな1冊だ。

 病院運営の日常業務上,Web検索に頼る機会が頻繁にある今日では,本書に挿入された画面の絵だけでもさらなるひらめきがある。さらに,本文中にカギ・骨がたくさんある。日々進歩,あるいは変化する保健・事務・医療において,本書はぜひ必要である。

 著者の本文より偲ばれる優しさと情報収集アンテナが高性能だというとこから,本書が完成できたのだと思う。医学書も包括したWeb検索・活用ガイドだ。本書名は「保健・医療者」とあるが,その範囲にとどまらない。それ以上にもったいない気さえする(出版社には申し訳ないか)。

◆Web検索・活用の裏技がバッチリ

 読み終えた本書を眺めてみると,目次がいかにも初心者向け風(?)でよくない。ところが,本文は裏技集である。

 第2章の「役立つWebサイトはあるのか」は,論文を書こうとしている時,さらに日々の日常業務でも役立つ。

 第3章のC「さらなる検索テクニック」は,必需品として活用させていただいている。

 第4章は圧巻である。インターネットをするすべての人に役立つ。
 
 本書の案内について進んでいくと,1日で検索の達人になれ,保健・医療者なら,著者のリンク集がそのまま即活用できる。著者のサイト収集力に脱帽だ。

 半日で本書にそってインターネット環境が完成し,Web検索の技術が飛躍的に進歩した今後,今日の半日の何倍もの時間が私の余裕の時間となるだろう。著者に感謝する。

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