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外来診療 次の一手(終了)


外来と病棟の最大の違い――。それは,“外来患者は診断がついていない”ということです。主訴から始まる患者の病歴情報は,時に膨大なものになります。診療に時間的制約がある外来では,すべての情報を網羅的に集めるのは現実的ではなく,外来担当医は,情報収集と同時進行で鑑別診断を考えつつ,さらに集めるべき病歴や身体所見,必要な検査項目を手際よく絞り込んでいかなくてはなりません。 このように,外来における臨床推論の大きな特徴は,「情報を集めながら考える」というリアルタイム性にあり,本連載ではこの思考ロジックに焦点を当てます。具体的には,最初に病歴のオープニングに当たる短い情報を「症例」として提示し,その限られた情報からどこまで診断に迫れるか,さらに診断を確定あるいは除外するために最も効率的な「次の一手」は何かを考えます。ぜひ皆さんも,自分ならどうするか考えてみてください。その後,実際に行われたアプローチを提示します。もちろん正解は一つではありませんが,一連のプロセスを通して,外来特有の思考センスを感じ取っていただければと思います。

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