医学界新聞

 

Nursing Information (学会・研究会情報)


●奥野総合法律事務所看護部勉強会
 10周年記念講演会(後援:医学書院)
 医療現場に潜む「暴力」を考える

暴力から患者,医療者を守るための具体的対策とその活用

 病院内における患者から医療者への暴力,患者同士の暴力,看護師への暴言・セクシャルハラスメント事例が頻繁に報告され,医療現場に「暴力」という問題が潜んでいることが明らかとなってきました。この事実を共有し,分析,対策を講ずることは,患者に対する安全な医療提供および医療関係者にとっての安全な労働環境の整備に重要かつ必須なことと考えます。

 当勉強会では,現場の看護職と法律家が机を並べ医療問題について10年間勉強を重ねてきました。最近,多くの時間を院内暴力の問題について議論し,今回はその成果を発表するとともに,積極的に取り組んでいる施設の看護管理者・専門対策員らを招いて具体的かつ革新的なマニュアルを提案いたします。当日は資料としてそのマニュアルを配布する予定です。


日時:2006年4月22日(土)10:30-16:30
会場:北里大学薬学部コンベンションホール(港区白金台1-2-5 北里大学内)
最寄り駅:地下鉄広尾駅,白金高輪駅より徒歩約10分
定員:340名(先着順)
申込締切:2006年4月3日(月)
参加費:6000円(同施設から2人以上参加の場合は1人5000円)

プログラム
総合司会:神奈川県看護協会・安井はるみ,横市大・高島尚美
第1部:(1)看護の場における暴力-実態調査から(北里大病院・栗田かほる),(2)院内暴力防止マニュアルの提案とその活用について(岡山大病院・山田佐登美),(3)職員・職場の安全を守る/病院のコンプライアンス(関東学院大・飯田英男),(4)患者の治療を受ける権利と医療者の役割(奥野法律総合事務所・奥野善彦)
第2部:「被害者支援システムの構築」静岡県立大・鈴木啓子
第3部:パネルディスカッション「徹底討論 院内暴力対策として今何をなすべきか」座長:京大病院・嶋森好子

申込・問合わせ先
 〒104-0031 東京都中央区京橋1-2-5京橋TDビル8階 奧野総合法律事務所 看護部勉強会講演会事務局 石川さなえ
 TEL(03)3274-3805/FAX(03)3272-2245
 E-mail:ishikawa@okunolaw.com