べてるの家「毎日福祉顕彰」「保健文化賞」をダブル受賞！

　話題の書『べてるの家の「非」援助論』（医学書院刊）を著した「浦河べてるの家」が，9月24日に「第33回毎日福祉顕彰」（毎日新聞社主催，賞金100万円）を受賞したのに続いて，10月28日には「第55回保健文化賞」（第一生命主催，賞金300万円）を受賞した。
　保健文化賞では授賞式の翌日に皇居において拝謁式があり，べてるの家からは統合失調症当事者の清水里香さんが参加した。清水さんは「私だけ両陛下に話しかけてびっくりしたけど，楽しくお話ができました」とうれしそうに語った。清水さんを見送った浦河赤十字病院の川村敏明医師は，「ふつうこの病気の人が『皇居に行く！』と言うと薬が増やされるだけだけど，清水さんは本当に行っちゃったね」と感慨無量の面持ちだった。