医学界新聞

 

「小島三郎記念技術賞」,「福見秀雄賞」贈呈式開催


 財団法人「黒住医学研究振興財団」(理事長=中谷林太郎氏)による第38回「小島三郎記念技術賞」および第22回「福見秀雄賞」の贈呈式がさる5月23日,東京・新宿の野口英世記念会館において開催された。
 「小島三郎記念技術賞」は,臨床・衛生検査領域において優れた検査方法・術式の考案改良を行ない,検査技術の普及発展に功績のあった実務(技術)者に授与するもので,今回の受賞者は前者が石橋みどり氏(慶大),近藤弘氏(大阪府立看護大学医療技術短大),櫻井進氏(東大附属病院),藤本嗣人氏(兵庫県立健康環境科学研究センター),油野友二氏(金沢赤十字病院)の5氏に贈呈された。
 また,「福見秀雄賞」は,臨床検査・衛生検査領域において,技術の開発・向上に努力し,かつ後進の指導育成に貢献した方に授与するもので,今回は片山勝利氏(東武医学技術専門学校顧問),片山善章氏(国立循環器センター),工藤正十三氏(元・蕨市立病院),坂牧紀一氏(前・国立病院東京医療センター),松本昭一郎氏(前・社会保険都南総合病院)の5氏に贈呈された。
 贈呈式では,受賞者代表挨拶,東大名誉教授・豊島久真男氏による特別講演「ウイルス研究から,がん遺伝子の研究へ」に続いて祝賀記念会が行なわれた。