医学界新聞

 

第37回日本成人病(生活習慣病)学会開催


 第37回日本成人病(生活習慣病)学会が,小俣政男会長(東大教授)のもとで,さる1月11-12日,東京の日本都市センター会館において開催。「活気ある長寿社会をめざして」をテーマに掲げた今回は,会長講演「肝癌を視野に入れた肝臓病の日常診療」の他,「教育講演」では(1)ヘリコバクターの診断と治療(獨協医大・寺野彰氏),(2)マルチプルリスクファクターの管理:高脂血症の面から(国際医療福祉大・佐々木淳氏),(3)高血圧と腎障害(聖マリアンナ医大・木村健二郎氏),(4)治る膵癌・治らない膵癌(山形大・木村理氏),(5)クリティカルパスを用いた診療(NTT東日本病院・小西敏郎氏),「エキスパートによるセミナー:日常みる脳神経疾患」では(1)原因不明の頭痛をどう診るか(東女医大・岩田誠氏),(2)軽度認知機能障害と痴呆症の早期診断(東北大・荒井啓行氏),「プレナリーセッション I:心疾患診療の新しい展開」では(1)虚血性心疾患(日大・齋藤穎氏),(2)不整脈(日医大・加藤貴雄氏),(3)心不全(虎の門病院・百村伸一氏),「同 II:肝癌診療の最新情報」では(1)画像診断のコツ(近大・工藤正俊氏),(2)腫瘍マーカーの使い方(関東中央病院・小池幸宏氏),(3)最近の治療の進歩:局所療法(国立国際医療センター・今村雅俊氏),(4)同:外科手術・移植(東大・菅原寧彦氏)などが企画された。