医学界新聞

 

MEDICAL LIBRARY 書評・新刊案内


人体の構造を理解するのに最適な実績ある解剖学書

Sobotta図説 人体解剖学 第4版(全2巻)
第2巻 胸部・腹部・骨盤部・下肢
 岡本道雄 監訳/岩堀修明,小西 昭,他 訳

《書 評》北村清一郎(徳島大歯学部教授・口腔解剖学)

系統解剖学と局所解剖学を1冊で

 人体解剖の美しい図を眺めるのは,肉眼解剖学を専門とする者にとって無上の喜びである。これらの図には,人体の構造をわかりやすく見せるための先人の叡智が凝集しているからである。人体の構造を示す図にも,実際に解剖したものを写真撮影したものから,これらを精緻な絵で描いたもの,そして人体の構造をまったく模式的に示したものなど,様々な段階があり,目的に応じて使い分けがなされている。実際に解剖を行なう際の参考には,解剖写真やこれに近い解剖図が用いられるが,内臓などの特定の構造の理解には模式図のほうがすぐれている。最近では,学生に親しんでもらい,より理解してもらうため,イラスト的な解剖図の書も出版されている。
 人体の構造を理解するためのアプローチの仕方には,系統解剖学的な方法と局所解剖学的な方法の2つがある。系統解剖学的な方法とは,人体を骨格系・筋系・循環器系などのいくつかの系統に分け,系統別に理解していくものであり,局所解剖学的な方法とは,人体を部位ごとに体表により順に見ていき,異なる系統構造間の相互的な位置関係を把握していくものである。解剖学を臨床に応用するためには,局所解剖学的な人体の理解が不可欠であるが,系統解剖学的な理解なくしては,局所解剖学的な理解も成り立たない。

より臨床を意識した内容

 今回出版された『Sobotta図説人体解剖学第4版』(岡本道雄監訳・岩堀修明,他 訳)はすばらしい本である。私も解剖アトラスを出版した経験を持つのでよくわかるが,1つの本で,系統解剖学的な事項から局所解剖学的な事項を手際よく説明し,解剖学の入口に立つ学生から解剖学の知識を駆使して業務に携わる医師・医学者までを満足させることはきわめて困難である。この本はみごとにそれを達成している。図はいたずらに細かくなく,見る者を悩ませない。人体の部位ごとに記載されているので,人体の構造を局所解剖学的に理解させることが本書の目的であるが,局所解剖学的な図に加えて,系統解剖学的な図も随所に入れられ,読者の理解を容易にしている。筋肉の起始・停止・支配神経・作用などを説明した表がいたるところにあるのも助かる。精緻な解剖図だけでなく,実際の解剖写真や模式的な図も加えられている。前版と比べ,超音波診断法・コンピュータ断層撮影法(CT),磁気共鳴法などの最近の画像診断法による図や各種内視鏡の写真などが増やされ,臨床と関連した事項も「ノート」として随所に追加され,より臨床を意識した図譜となっている。
 本書の原著である『Atlas der Anatomie des Menschen』の初版は,1903年にボン大学解剖学教授のJohannes Sobottaにより出版されている。本書は第19版の訳書である。版を19回重ねた実績が,初歩の学生の学習から,医師・医学者の臨床・研究,さらには系統解剖実習の実習書としても役立つという,幅広い本書の活用を可能にしている。次の改訂版ではどのような内容が追加されるのか,今から楽しみである。
A4変・頁416 定価(本体16,000円+税) 医学書院


「痛み」を抱える患者と臨床現場でどう向き合うか

ペインクリニック
神経ブロック法 第2版
 若杉文吉 監修 大瀬戸清茂,他 編集

《書 評》弓削孟文(広島大教授・麻酔・蘇生学)

 私が関東逓信病院ペインクリニック科にいたのは,かれこれ20年以上も前になる。本書を監修された若杉先生,編集者のお一人の湯田先生が最もエネルギッシュにペインクリニックを行なっておられた時代だっただろうか。本書の編集者の多くが一緒に,ペインクリニックの勉強を関東逓信病院でされていた時代であった。私が麻酔科医として一生を送ろうと決意したのも,くる日もくる日も「痛み」を抱える患者さんと接触した関逓時代の経験があるからであると思う。当時お二人がよく医局で,「関東逓信病院のオリジナルなものを盛り込んだ神経ブロックのガイドブックやペインクリニックの疾患別治療指針を出したい」とわれわれに語っておられたのを思い出す。
 あれから私は広島大学に帰り,広島大学の麻酔科医の仲間たちとペインクリニックを育ててきた。月日がたつのは速い。そして速いことが何もなかったかのような錯覚を起こさせるが,積み重なった業績を実際に目にするとその月日の重さがわかることはよくある。本書も継続した何十年にも及ぶ関東逓信病院ペインクリニック科での日常診療の努力の結晶である。

常にペインクリニシャンの傍らに

 本書を細かく分析したり,紹介したりするつもりは私にはない。どうぞ「臨床の現場で手に取って見てください。答えがすべてこの本の中にあります」
 しかしこれで終わりというわけにいかない。本書はわれわれペインクリニックをやっている日本中のペインクリニシャンが治療を実際にする時,常に傍らにある,あるいはあるべきと言ったほうがよいかもしれない完成された教科書である。
 本書は1988年に第1版が出されている。初版が発表された時も大変な評判となったが,この改訂版はQ&Aコーナーが充実し,技術的なコツが詳しく記述されており,さらに成熟度が増した教科書となっている。加えて,ペインクリニック診療に最近取り入れられるようになったETS,ECT,脊髄電気刺激療法,レーザー治療や熱凝固による神経ブロック療法などが新たに加わり一層充実している。本書のすばらしさや有用度は私が本書評で語るまでもなく,臨床の現場から必ず声として上がってくると確信する。
 本書の初めに理想的なペインクリニックとして,専従医師と看護職の重要性が上げられている。大切なポイントである。しかしながら現在のわが国のペインクリニックは,ペインクリニックをサブスペシャリティとする麻酔科医師の努力で支えられている現状がある。各施設の事情で専従医師をおけない施設も多い。私は現状を悲観してはいない。地道に継続して「痛み」を抱える患者さんと接触する日々を持つことに意味があると考えている。自分が遭遇した1人ひとりの患者さんを丁寧に,誠実に,そして勉強を重ねながら対応する積み重ねが大切であると考えている。そして,適応ある神経ブロック療法は必ず本書を傍らに置いて経験を重ねるクセを付けてほしい。どんな治療も自らの責任で自らの手で患者さんに提供することが大切である。そのために本書が世に出されていると言ってよい。

神経ブロック療法の前日に本書を熟読

 私の持っている第1版は既にボロボロになっており,書き込みやアンダーラインで見る影もない。第2版もいつの日かボロボロになるであろう。神経ブロック療法を計画したら必ず前の日に本書を開き,隅々まで丁寧に熟読して患者さんに施行しよう。
 本書を編集された関東逓信病院ペインクリニック科の方々の大変なご努力に心から敬意を表し書評の終わりとする。
B5・頁352 定価(本体9,000円+税) 医学書院


新しい時代の腹部MRIテキスト

腹部のMRI 荒木 力 編集

《書 評》草野正一(防衛医大教授・放射線医学)

 肝腫瘍の質的診断にダイナミックCTは欠かせないが,そのパイオニアワークは,本書の編集をされた山梨医大の荒木力教授の若い頃の研究であり,最近は,わが国の大学教員に不足しているとされている教育的著作にも情熱を注がれている。この編者の画像診断に関する研究のセンスと教育者としての情熱が,本書の編集にも十二分に発揮されている。
 本書は,腹部のMRIを専門にする10名の放射線科医で分担執筆されているが,執筆者の人選は実力主義で,新進気鋭の若手研究者も登用されており,したがって現在日常の診療で診断が困難とされている問題に対する最新の知見と,進行中の研究成果が随所に盛り込まれている。
 全体で444頁,8章からなる。最初の6章は臓器別に設定されており,上腹部の実質臓器を肝臓と脾臓,胆・膵に二分したのは解剖学的観点からだけではなく,病態を理解する上でも無駄がない。残りの2章は「MR intervention」と「MR内視鏡」からなり,いずれも臨床的研究段階とは言え,張出し大関的存在からの脱却が期待されているMRIにとって,21世紀への夢を膨らませる企画である。

要点を74の「BOX」に

 教育効果を高める手段として各章に執筆内容の要点,例えばパルス系列の原理と撮像法,画像処理法,造影剤,解剖,疾患と基本的病態,検査適応,鑑別診断,診断のピットホール,読影と報告の仕方などが74の「BOX」としてコンパトにまとめられており,読者の理解を助け,興味と集中力を持続させることに役立っている。
 MRIのパルス系列は複雑で多岐に渡るが,本書では非常にわかりやすく整理されている。あえて苦言を呈するなら,各章にある解剖の記載は,学生レベルの知識は極力避け,MRIの読影に重要な解剖学的知識に統一されることが望まれる。
 本書は,日頃,腹部MRIの読影にマンネリを感じているすべての放射線科医とMRIに興味がある若い放射線科医にとって必読の書であり,また日常診療で腹部の画像診断に携わる方々にはMRIを有効に活用するためにぜひお薦めしたい1冊である。
B5・頁444 定価(本体12,000円+税) MEDSi


関係者待望の「痴呆性老人のEBM」

重度痴呆性老人のケア
村井敦志 監訳

《書 評》井口昭久(名大大学院教授・老年科学)

臨床・倫理両面から役立つ提案

 重度痴呆の患者が終末期を迎えた時に,われわれはどのようなケアをすればよいのか,誰もこの難題に答えることはできない。痴呆に限定しなくても高齢者の終末期医療をどうやっていくのか,死を目前にした高齢者にわれわれは何ができるのか,人類が遭遇した最も深刻な課題である。日本ではこの問題から目をそらし,諦め,悩みの分散化をはかってきた。
 しかし中には,真剣にこの課題に取り組み,放置されていることに怒り,社会に啓発してきた人々がいる。本書の監訳者である村井先生はその数少ない1人である。彼は書いている。「1998年に私は本書が出版されたことを知り,早速に取り寄せて一読し大きな感激を味わった。それは基本的な理念が私のこれまでの主張と一致していたからである」。
 本書は進行した痴呆症に対するホスピスケアについて臨床的・倫理的な問題点を解説し,ホスピスケア実施にあたり実際に役立つ提案をしている。本書の多くの章はロジャース記念退役軍人病院の痴呆療養棟での10年間の経験に基づいている。進行した痴呆症のための最初の緩和プログラムが,この病棟で開発されたのである。
 痴呆が中度から重度に進んでいくと,異常行動,食事困難,感染症など,日常ケアの側面で難しい問題が生じてくる。さらに末期にいたると今度は,QOLをどう考えたらよいか,いつまで治療するべきか等々,倫理的な問題が浮上してくる。本書ではこの2つの問題を,「ホスピスケア」という概念で統一的にとらえなおし,さまざまな文献を駆使してその根拠を明らかにしている。痴呆性老人のEBM(Evidence Based Medicine)と言ってもいいだろう。

一読して大きな感激

 私もこの翻訳書を一読して大きな感激を味わった。その感激の第1にあげられるのは,日本で取り組みを放置してきた問題をアメリカではかくも真剣に研究し,考察し,明確な結論を出していることである。第2にあげられるのは,この結論が決して安易に導びかれたものではないことである。問題の重要性ゆえに本書の著者が深刻に悩んでいく過程が明らかにされていることである。たとえば,著者の解説と看護婦のインタビューからなる次のような箇所がある(156頁)。
 「痴呆症は仮借なく進行する病であり,最終的にはそれに関連する合併症により死亡する。個々の患者が最後の日々をどのように過ごすかは,緩和ケアを選択するのかどうかと,安らぎを提供する臨床スタッフの能力にかかっている。看護スタッフは過剰な医療の介入を抑えるという問題を抱えることになる。
――この患者さんたちには希望がないのだということを絶えず自分に言い聞かせねばなりません。私たちのできる最良のことは患者さんに安楽に,そして尊厳を保ちながら亡くなってもらうことです。でもそれは簡単なことではありません。まさにジレンマです。倫理的な問題にぶつかるのです。看護婦としていえば,なんらかの治療法があれば患者さんはそれでいいのかもしれません。問題は患者さんにいつまでこの状態を継続させるのか,ということです。患者さんは心身ともに衰えてゆく……ケアする者には難題です――」

 痴呆のケアに関っている医師,看護,介護,福祉職,それに老人医療に携わっている方々にとっては待望の書である。
 読み物としてもおもしろく,一気に読んでしまう。ときには自分の患者や家族の末期を思い出して涙がでてしまう人もいるであろう。痴呆老人を抱えている家族,それに学生たちにもぜひ読んでほしい1冊である。
A5・頁270 定価(本体3,000円+税) 医学書院


今後の病院情報システムの構築・普及に欠かせない1冊

成功する病院情報システム導入マニュアル
良質の医療を提供するために
 小山博史 著

《書 評》山西文子(厚生省保健医療局国立病院部・政策医療課)

 「今後の病院情報システムの構築・普及に当たっての草分けともなる,期待していた,期待されていた著書がついに出た」という感銘を覚えた。
 近年,医療機関の情報システムの整備は,大病院を中心に医事会計システムやオーダーエントリーシステムなど,病院機能の中で部分的に構築が進んでいる現状と認識している。しかも病院機能のほぼ全体を情報システム化している病院は,大病院のほんの一部と思われる。なぜこれだけ社会の情報化が進み,世界経済の鍵を握るまでになった情報システムの技術の向上・進展のある中で,病院の情報化が遅れているのだろうか。
 本書は,国立がんセンターの小山博史先生により,病院情報化構築に意欲のある病院管理者の方々に向けて,これらの問題点とシステムの構築・運用に当たってのノウハウを,実際の経験を通して著述された書である。コンピュータは苦手という方にもわかりやすく,また留意点,経済面など「かゆいところに手が届く」というほど丁寧に解説され,何よりご自身のご苦労された幾多の事項を惜しげもなくわかりやすく紹介している。

導入検討から保守管理まで実践に基づきリアルに解説

 まず第1章では,本書執筆の背景,すなわち他の分野と比較し,なぜ病院情報システムの導入解説書が少なく,導入行程の効率化が図られていないのかに疑問を持ったことに始まる。第2章では,病院の情報システム化は病院の抱える問題(病)を治療する有力な手段であり,これらを遂行するために人,物,資金,情報をどのように具体化すればよいのか,その問題の調査,収集,分析,解決策など,情報システムの導入が真に価値あるところに投資効果どおり行なわれるようにするのはどうすればよいのかを解説している。その上で病院情報化プロジェクトチームを組織する必要性と,その総責任者を病院の最高幹部とすること,その総責任者の役割や重要性などを指摘している。
 第3章では,既存のシステムが存在する場合の,新システムへの移行の困難さと手順をわかりやすく解説し,また「基本設計」作成の重要性とそのノウハウをきめ細かに記述している。第4章では,ホスピタルライフラインを映像系,音声系,データ系,物流系のカテゴリーに分け,施設整備における留意点,それぞれのシステム構築のポイントなどわかりやすく述べている。
 さらに第7章では,病院情報システムの構築に当たって,困難を極めかつ最も重要な「仕様書」の作成について,ポイントが誰にでも理解できるように,どのような事項に留意したらよいのかを,国立がんセンター新棟に導入したシステムの仕様書目次を例にあげ紹介し,第8章以降では,システム導入の進め方,画面設計,職員研修,総合リハーサルとシステム構築等の最終段階について,著者(プロジェクトリーダー)が具体例を簡明に表示・解説している。
 そして最終の11章・12章では,システムの保守・運用,システムの障害対策について,自らの経験を基に詳細に留意点と対策方法を解説している。
 全体的に文章は簡潔で,随所に図表やフローチャートを組み込み,情報システムに詳しくない読者に配慮した専門用語の解説もあり,著者の優しさや誠意が伝わってくる本である。

患者を中心としたシステムの構築に感銘

 本書で特に心を打たれたのは,情報システムを構築する上で,まず大原則として,患者を中心としたシステムにしていくということである。とかく勘違いしやすいのは,システム化により業務が効率化され,それによりどれだけ経済的効果があるかに固執しがちである。しかし,著者は「病院情報システムは患者のための業務システム」と位置づけ,見事に国立がんセンター新棟のシステム構築に成功された。本書を読めば蓄尿システムをはじめ患者支援のシステムが十分理解できるようになっている。国立がんセンターはナショナルセンターであり,特定機能病院でもあるが,本書は中小病院から大規模病院に至るまで,病院で働く医師・看護職の方々をはじめ,病院情報システムの構築に少しでも関心のある方であれば,有用な1冊になると確信するものである。ぜひ一読をお薦めしたい。
B5・頁136 定価(本体3,000円+税) 医学書院


日常診療において心強い,足の診療ガイド

足部診療ハンドブック 高倉義典,山本晴康,木下光雄 編集

《書 評》今給黎篤弘(東医大教授・整形外科学)

 足は日常生活にきわめて密着しているばかりでなく,労働,スポーツなどではさらにその負担は大きくなる。痛みのある足,変形を伴う足,麻痺の足はQOLに大きな支障をきたす。これらのことは医師のみならず,一般人であっても周知のことである。
 整形外科領域においては,足に関する疾患についての診断治療は,一般整形外科診療の中で行なわれている場合が多い。しかし,先天性内反足,麻痺足,リウマチ足変形などは高度の治療技術が要求されるものであり,一般診療の中での治療はなかなか難しい。

足の外科スペシャリストによる執筆

 そのため,日本足の外科学会が発足し,本年度(西暦2000年)で四半世紀,25回と数を重ね,その間に足の外科は大きく飛躍・進展し,足の外科スペシャリティが認識されてきた。
 本書の3名の編者の先生方はそれぞれ大学医局に所属され,特に足の外科に情熱を傾け研究・診療を行なっておられる,いわば足の外科スペシャリストであり,若き教室員を指導する立場におられる先生方である。また分担執筆者も現在日本の足の外科領域の一線で活躍中で,豊富な臨床経験と卓越した知識のもとに執筆を依頼された先生方である。

足の診断・治療計画に大きく貢献

 現在,足の外科に関する,広くかつ総体的にまとめられた専門書が少ない中で,本書は内容がわかりやすく,総論の項では,足の機能解剖,診断,治療と明瞭に分類され,各論でも足に関する各ジャンルの疾患が網羅され,理解しやすく分類されており,各執筆者の苦労が伺える。また図や写真も多く,疾患の理解に有用であり,また最新の情報,関心事にも触れており,診断および治療計画に大きく貢献するものと思われる。巻末には日本整形外科学会の足部疾患治療成績判定基準,およびAmerican Orthopedic Foot and Ankle Societyによる臨床評価法が載っており便利である。
 本書は日常診療に際し,実践的であり,足の外科に携わる医師にはもちろん,一般整形外科医師,医学生にとって大いに有用であり,広く活用されることが期待される1冊である。
B5・頁440 定価(本体14,000円+税) 医学書院