医学界新聞

 

日本医療労働組合連合会
「准看護婦の移行教育」パンフレットを作成


 昨(1999)年4月に,厚生省の「准看護婦の移行教育に関する検討会」は報告書を取りまとめ,「移行教育」実施の方向性を示した。しかし,その後は実施に向けての調査は行なわれているものの,いまだ教育が開始される見通しはたっていない。
 日本医療労働組合連合会(医労連)は,昨年の報告書を受け全国の准看護婦・士を対象に「准看護婦の移行教育に関するアンケート」を実施。昨年11月に,約3000名からのアンケート結果をまとめ,「就業年数20年以上が2/3,40歳以上が4/3以上を占める(平均年齢45.6歳)准看護婦」の実態を報告している。
 また,同報告の「移行教育の受講について『希望をする』が,『希望しない』の約2倍。『わからない』は1/3」などの結果を背景に,医労連では「移行教育に対する情報が不足している」と判断し,全国各地で「移行教育学習会」を開催している。
 このたび医労連では,より情報提供を図ろうと,移行教育の具体的な内容を網羅した移行教育パンフレット「准看護婦から看護婦へ-『移行教育』って何?-その内容とこれからの課題」を作成。また,各県に「移行教育情報センター(仮称)」の設置を進める予定でいる。
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