第2369号 2000年1月3日


狭心症

運動負荷タリウム心筋SPECTとポジトロン断層像

〔写真提供=吉川純一氏〕
 
●PTCA前,心尖部にタリウムの一過性欠損が見られる。
●心筋血流を示すアンモニア像では,左室心尖部の軽度取り込み低下を示す。
●心筋ブドウ糖代謝を示すFDG像では,心尖部の取り込み亢進が見られる。
●心尖部には,虚血心筋が存在すると診断される。

●冠動脈左前下行枝に対するPTCA後では,タリウムの一過性欠損は改善している。
●アンモニア像は心尖部の取り込みは正常化し,FDGの取り込み亢進は消失している。

●上の2図は右前斜位から見た左心室NOGA像,下の2図は左前斜位から見た左心室NOGA像。それぞれ左はvoltage mapで電位は正常。右はlocal shorting mapで,心尖部に緑色の収縮低下領域を認める。心尖部は電位が正常であり,心筋viabilityは保たれているが,収縮能低下を示していることにより,stunned myocardiumを示している。