医学界新聞

 

日野原重明氏が文化功労者に選定


 政府はさる10月26日,1999年度の文化勲章受章者5名と文化功労者15名を発表。日野原重明氏(聖路加国際病院理事長)が文化功労者に選定された。
 日野原氏は,「人間ドック」の開設,「全人的医療」および「ターミナル・ケア」の実践,「プライマリ・ケア」の導入・普及,「生活習慣病」の提唱,また本号9面-11面の福井次矢氏(京大教授)との対談「EBMの意義と役割-EBMの実践に向けて」にあるように,近年,大きな潮流を形成しつつある「EBM(Evidence-Based Medicine)」の紹介など,長年にわたりわが国の医学・医療界において常に先駆的な活動を率先し,さらには,医学教育のみならず看護教育の啓発・向上に努めている。
 (なお,日野原氏の業績およびその人となりは追って詳報の予定)