医学界新聞

キュリー夫妻ラジウム発見100周年  
記念事業発会式が開催される


 今年はキュリー夫妻によるラジウム発見から100年になる。(財)癌研究会(理事長=渡邉宏氏)では,これを記念する事業を1年間にわたり展開することとなり,さる1月14日,東京の学士会館においてキュリー夫妻ラジウム発見100周年記念事業委員会(会長=自治医大名誉学長 中尾喜久氏,写真)の発会式を開催した。
 同事業はキュリー夫妻の発見したラジウムが,癌の治療をはじめとする放射線の医学利用,広くは原子力の平和利用の先駆けとなったことを称えるとともに,若い世代に科学の価値と倫理の重要性を再認識してもらうことを目的とし,記念論文集の編集や,ホームページの開設(http://www.jfcr.or.jp/Ra100)などの活動を展開していく。