医学界新聞

第33回小島三郎記念文化賞贈呈式開催


  

 昨年11月7日,黒住医学研究振興財団による第33回小島三郎記念文化賞の贈呈式が,東京会館において開催された。同賞は病原微生物学,感染症学,公衆衛生学,その他これらに関連した領域において業績をあげた研究者に対し贈呈される。
 今回受賞したのは相川正道(東海大教授・写真左),本田武司(阪大教授・写真右)の両氏。相川氏はマラリア原虫の微細構造ならびに脳性マラリアの病因に関する研究が,本田氏は細菌性下痢症の病態に関する基礎的・応用的研究が評価されての受賞となった。
 また,今回は医学関連の教育機関,研究所などにおいて臨床検査・衛生検査に関する調査,研究に従事している研究者に対して行なわれる第5回研究助成の贈呈式も併せて行なわれ,15名に助成金が授与された。