医学界新聞

●第105回医学書院看護学セミナー開催


 さる8月7日,大阪市の大阪フェスティバルホールにおいて,末安民生氏(東海大)を講師に,第105回医学書院看護学セミナーが開催された。今回は初の2部構成で実施,講演「精神看護を拓く視点-新人教員の工夫と挑戦」とグループワーク「学生をサポートするための能力を養う」が行なわれたが,後者は有料,定員制(30名)とした。
 末安氏は講演で,「身体と精神は病んでみないとわからない。患者と共感しようとしてもできない体験もある」,「病院の個室化傾向も大事だが,人と交わることのできる病室も必要」などと述べた。また,フロアの参加者全員を交えゲーム形式による「人とのかかわり方」などを実演し,授業内容を提示しながらカリキュラムの中に盛り込まれた精神看護学の授業展開の解説を行なった。