日進月歩の医学の進歩を逃さず,かつ日常臨床に役立つ洗練した情報を提供する内科医必読の座右の書 |
46巻9号(2009年9月号) 今月の主題 内科医のためのクリニカル・パール―診療のキーポイントと心にのこる症例 (目次詳細・ご注文はこちら!) 藤田芳郎(トヨタ記念病院腎・膠原病内科) 楽しくもあり苦しくもある充実した研修医時代.苦しい時を乗り切るコツは“No pain, no gain”である.あるいはそれを発展させた“No rain, no rainbow”で,苦しい時に美しい虹を思い描こう.生身の人間に懸命に対峙する臨床医は,いくつになっても万年研修医である. |
内科認定医・専門医試験対策に!! |
●今月の主題 |
「理解のための20題」 (力だめしにいかがでしょう.解答は本誌掲載.解説が大幅に充実) |
●今月の主題 座談会 |
よい内科医になるためには |
臨床医として,また指導医としても第一線で活躍している先生方が「こういう医師になりたい」と考えるロールモデルとはどういうものか?「診察に悩んだとき」「わからなくなったとき」はどのように勉強するのか?若い内科医や研修医・学生たちに「いま伝えたいこと」は何か?医師として大切にしておきたい“クリニカル・パール”を,成功例や失敗例をまじえながら語っていただいた. |
新連載 |
●The M&M reports 見逃し症例に学ぶ内科ERの鉄則 |
ミスから学ばずして成長はない. 米国の一流教育病院では,死亡症例や重大な合併症をきたした症例をもとに,「M & M(Morbidity & Mortality conference)」と呼ばれる症例検討会を行い,診療レベルの向上に役立てている. 本連載では,このM&Mのスタイルを用い,ER(救急外来)における内科診療の「落とし穴」を示しながら,そこに落ちないための教訓と診療のコツを伝える. |
長谷川耕平・岩田充永 |
連載 |
●研修おたく海を渡る |
アメリカでの研修も3年が過ぎ,今回,光栄にも散文を連載させてだくことになりました.内科研修3年間の振り返りと,はじまったばかりの腫瘍内科研修での日常を織り交ぜながら,小話に使ってもらえるような話題を提供できればと考えています.毎回おちがつくといいのですが.どうかよろしくお願いします. |
白井敬祐(サウスカロライナ医科大学) |
●手を見て気づく内科疾患 |
本連載では,身体診療の一部である手の観察について記載します.注意深く観察すると,診断の鍵となる,とても多くの情報が潜んでいることに気づいていただけるでしょう. |
松村正巳(金沢大学医学部付属病院 リウマチ・膠原病内科) |
●内科医のためのせん妄との付き合い方 |
せん妄は基本的に身体的な問題なしには起こらない.せん妄が先行する緊急性の高い身体疾患を見落とさないことが大切である.「精神症状をみたら,まず身体疾患に由来する精神症状を除外する」ことは精神医学の原則である. |
本田 明(国立病院機構長崎医療センター精神科医長) |
●目でみるトレーニング |
1994年から続いている雑誌「medicina」の名物連載.写真・画像を中心とした「症例提示」と症例に関する「問題」、「解答と解説」からなり、クイズを通して症例疾患への理解を深める. |