HOME雑 誌medicinaバックナンバー一覧 > 誌面サンプル 46巻5号(2009年5月号)

日進月歩の医学の進歩を逃さず,かつ日常臨床に役立つ洗練した情報を提供する内科医必読の座右の書
内科臨床誌 medicina

46巻5号(2009年5月号)
今月の主題 肺血栓塞栓症-見逃さず迅速かつ的確な対応を
(目次詳細・ご注文はこちら!)

山田典一(三重大学大学院医学系研究科循環器内科学)

肺血栓塞栓症は,わが国で増加していることが指摘されている.また,本疾患の原因である深部静脈血栓症の入院患者における発生頻度は危険因子を有する場合には,日本人でも欧米人と大差のないことが明らかにされてきている.

内科認定医・専門医試験対策に!!
今月の主題
「理解のための24題」
(力だめしにいかがでしょう.解答は本誌掲載.解説が大幅に充実)
今月の主題 座談会
肺血栓塞栓症診療における一般内科医と専門医の連携
肺血栓塞栓症の診療において,一般内科医に期待される役割は,基礎疾患からの発症予防,再発予防のマネジメントに加え,いかに本疾患を早期から疑って,迅速に確定診断にたどりつけるかであろう.とはいえ,肺血栓塞栓症は,特異的な症状や検査値などのレッドフラッグサインに乏しく,診断は難しい.そこで本座談会では,どのような症状で肺血栓塞栓症を疑うか,疑った時点で何を念頭に置いて対応したらよいか,いつ専門医に紹介すべきかを中心に,専門医,開業医,救急医のお立場から論じていただいた.
連載
研修おたく海を渡る
アメリカでの研修も3年が過ぎ,今回,光栄にも散文を連載させてだくことになりました.内科研修3年間の振り返りと,はじまったばかりの腫瘍内科研修での日常を織り交ぜながら,小話に使ってもらえるような話題を提供できればと考えています.毎回おちがつくといいのですが.どうかよろしくお願いします.

第41回 新米指導医の生活-小グループ学習

白井敬祐(サウスカロライナ医科大学)
手を見て気づく内科疾患
本連載では,身体診療の一部である手の観察について記載します.注意深く観察すると,診断の鍵となる,とても多くの情報が潜んでいることに気づいていただけるでしょう.

第5回 慢性閉塞性肺疾患でばち状指を認めたら肺癌を疑う

松村正巳(金沢大学医学部付属病院 リウマチ・膠原病内科)
内科医のためのせん妄との付き合い方
せん妄の診断には意識障害,認知の障害,症状の変動の3項目が必須である.またせん妄と混同されやすい精神疾患や状態像として認知症,統合失調症,うつ病,不眠が挙げられる.

第2回 せん妄かもしれない,と思ったらスクリーニングと鑑別

本田 明(国立病院機構長崎医療センター精神科医長)
目でみるトレーニング
1994年から続いている雑誌「medicina」の名物連載.写真・画像を中心とした「症例提示」と症例に関する「問題」、「解答と解説」からなり、クイズを通して症例疾患への理解を深める.