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日進月歩の医学の進歩を逃さず,かつ日常臨床に役立つ洗練した情報を提供する内科医必読の座右の書
内科臨床誌 medicina

46巻4号(2009年4月号)
今月の主題 苦手感染症の克服
(目次詳細・ご注文はこちら!)

青木 眞(感染症コンサルタント,サクラ精機(株)学術顧問)

「のどが痛い……」という訴えのもつ広がりが,本号「苦手感染症の克服」の意図を良く表現している.「咽頭痛」など毎日のように遭遇する訴えであるが,無考えに「風邪」と診断し,あろうことか抗菌薬まで処方する……といった診療のスタイルは本号の意図と真反対にある.

内科認定医・専門医試験対策に!!
今月の主題
「理解のための21題」
(力だめしにいかがでしょう.解答は本誌掲載.解説が大幅に充実)
今月の主題 座談会
苦手感染症をどう診るか?
一般医家にとって,しばしばある種の感染症は「苦手」とされ,敬遠される.しかし,それらの疾患に,われわれはいつ遭遇してもおかしくなく,見逃しや診断の遅れが命取りになることもある.本号では,苦手感染症の診かたを,第一線の内科医たちにお話しいただいた.
新連載
内科医のためのせん妄との付き合い方
せん妄は意識障害をベースにした,しばしば興奮や幻覚妄想を伴う精神状態である.その予防には,現在投与されている薬剤の整理,身体的原疾患の治療,疼痛のコントロール,飲酒歴の把握,昼夜逆転の改善,見当識の改善,などが重要となってくる.

第1回 せん妄は難しい?-予防から考えよう

本田 明(国立病院機構長崎医療センター精神科医長)
連載
研修おたく海を渡る
アメリカでの研修も3年が過ぎ,今回,光栄にも散文を連載させてだくことになりました.内科研修3年間の振り返りと,はじまったばかりの腫瘍内科研修での日常を織り交ぜながら,小話に使ってもらえるような話題を提供できればと考えています.毎回おちがつくといいのですが.どうかよろしくお願いします.

第40回 新米指導医の生活-教育ポイントサービス?

白井敬祐(サウスカロライナ医科大学)
市中感染症診療の思考プロセス IDATEN感染症セミナーより
日本感染症教育研究会(通称IDATEN)による本格的な情報発信の第一弾.臨床感染症に関する良質の邦文教材が乏しい現状を踏まえ、感染症診療のエキスパートたちが、標準的な市中感染症診療の考え方・進め方をわかりやすく解説する.

〔最終回〕第13回 敗血症のマネジメント

大野博司(洛和会音羽病院ICU/CCU,腎臓内科 総合診療科,感染症科)
手を見て気づく内科疾患
本連載では,身体診療の一部である手の観察について記載します.注意深く観察すると,診断の鍵となる,とても多くの情報が潜んでいることに気づいていただけるでしょう.

第4回 爪上皮出血点,レイノー現象を訴える患者では爪の生え際を観察する

松村正巳(金沢大学医学部付属病院 リウマチ・膠原病内科)
目でみるトレーニング
1994年から続いている雑誌「medicina」の名物連載.写真・画像を中心とした「症例提示」と症例に関する「問題」、「解答と解説」からなり、クイズを通して症例疾患への理解を深める.