HOME雑 誌medicinaバックナンバー一覧 > 誌面サンプル 44巻11号(2007年11月号)

日進月歩の医学の進歩を逃さず,かつ日常臨床に役立つ洗練した情報を提供する内科医必読の座右の書
内科臨床誌 medicina

44巻11号(2007年11月号)
今月の主題 内科臨床に役立つ心療内科的アプローチ
(目次詳細・ご注文はこちら!)

熊野宏昭(東京大学医学部附属病院心療内科)

本特集では,心療内科的アプローチのエッセンスを,読者の方々の臨床に今日からでも役に立てていただけるように,心療内科のみならず内科,精神科,臨床心理を専門とする多くの先生方にもご協力いただきながら,わかりやすくご紹介することを狙いとしました。

今月の主題 座談会
内科医に求められる認知行動療法・メンタルヘルスの基礎知識とは?
現在,内科で診る多くの疾患は生活習慣病に含まれる。治療を進めるうえでは,薬物治療のみならず,食事や運動など生活習慣への働きかけが不可欠である。そこで注目されているのが身体面に加えて心理行動面からも見立てと介入を行う心療内科的アプローチである。
内科,精神科,心療内科,臨床心理それぞれの領域から専門家にお集まりいただき,今日から内科臨床に生かしていただけるよう,心療内科的アプローチのエッセンスである認知行動療法とメンタルヘルスの基礎知識について,率直に意見交換していただいた。
熊野宏昭氏 木村穣氏 鈴木伸一氏 原井宏明氏
東京大学心療内科
=司会
関西医科大学枚方病院内科 早稲田大学人間科学学術院 独立行政法人国立病院機構菊池病院
内科認定医・専門医試験対策に!!
今月の主題
「理解のための25題」
(力だめしにいかがでしょう。解答は本誌掲載。解説が大幅に充実)
連載
研修おたく海を渡る
アメリカでの研修も3年が過ぎ,今回,光栄にも散文を連載させてだくことになりました。内科研修3年間の振り返りと,はじまったばかりの腫瘍内科研修での日常を織り交ぜながら,小話に使ってもらえるような話題を提供できればと考えています。毎回おちがつくといいのですが。どうかよろしくお願いします。

第23回 Death Watcher

白井敬祐
外来研修医教育への招待
皆さん,はじめまして。そして,ようこそ外来研修医教育の現場へ。これから,日々外来での研修医教育に悪戦苦闘している私たちの現場に一緒に入りこんでいただこうと思います。

第11回 外来研修医教育における看護師のかかわり

高見澤 巧(佐久総合病院 総合診療科 看護師)
聖路加Common Diseaseカンファレンス
聖路加Common Diseaseカンファレンスとは,聖路加国際病院内科で2006年11月から始まった新カンファレンスである。
稀な疾患や複雑な疾患の検討ではなく,比較的ありふれた疾患(common disease)を複数例で検討しようというカンファレンスである。ありふれた疾患に迅速に的確なアプローチができる“反射神経”を養うことを意図している。11の専門分野(循環器,消化器,呼吸器,内分泌,神経,腎臓,感染症,膠原病,血液,一般,心療)の専門医が毎月の持ち回りで,指導医が研修医と質疑応答を繰り返す。それを誌上で再現したのが,今回の連載である。

第8回 あなたは関節痛を的確に診断できますか?

西崎祐史・岡田正人(聖路加国際病院アレルギー・膠原病内科)
成功率が上がる禁煙指導
「ニコチン依存症管理料」が新設され,禁煙治療を開始したか,もしくは将来取り入れようと考えている医療機関は多い。しかし,治療を始めてもなかなか禁煙成功率を上げられなかったり,どうやって禁煙を進めていけば良いのか迷っている医師も少なくない。本連載では禁煙治療成績を上げるために日常診療の中でできる工夫や取り組みを紹介する。

第5回 保険診療での禁煙治療のテクニック3―実践編

安田雄司(医療法人啓生会やすだ医院/NPO法人京都禁煙推進研究会)
目でみるトレーニング
1994年から続いている雑誌「medicina」の名物連載。写真・画像を中心とした「症例提示」と症例に関する「問題」、「解答と解説」からなり、クイズを通して症例疾患への理解を深める。