日進月歩の医学の進歩を逃さず,かつ日常臨床に役立つ洗練した情報を提供する内科医必読の座右の書 |
44巻7号(2007年7月号) 今月の主題 内科医が診る睡眠障害 (目次詳細・ご注文はこちら!) 塩見利明(愛知医科大学病院睡眠医療センター) 睡眠障害の診察は,どの診療科の医師がどのような方法で行えばいいのだろうか。わが国の大学医学部では,睡眠医学の実践的な卒前・卒後教育が行われていないため,ほとんどの内科医は睡眠障害(sleep disorders)に何種類の病気があるのかさえもわからず,またそれらの実践的な診断法・治療法についても即答できないのが現状である。 |
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●今月の主題 座談会 | ||||||||||||
一般外来における睡眠障害の診かた | ||||||||||||
睡眠障害はどこにでもある病気であるが,ここにきて患者数の増加とともに,高血圧や脳血管障害をはじめとする,さまざまな生活習慣病に合併をすることが知られるようになり,プライマリケアの第一線で対応する内科医にとっても,積極的な対応が求められる時代となった。 本号では,内科医であり,かつ睡眠医療の専門家としても知られる4人のドクターにお集まりいただき,「一般外来における睡眠障害の診かた」についてわかりやすくお話しいただいた。 |
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内科認定医・専門医試験対策に!! | ||||||||||||
●今月の主題 | ||||||||||||
「理解のための28題」 (力だめしにいかがでしょう。解答は本誌掲載。解説が大幅に充実) |
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新連載 | ||||||||||||
●成功率が上がる禁煙指導 | ||||||||||||
「ニコチン依存症管理料」が新設され,禁煙治療を開始したか,もしくは将来取り入れようと考えている医療機関は多い。しかし,治療を始めてもなかなか禁煙成功率を上げられなかったり,どうやって禁煙を進めていけば良いのか迷っている医師も少なくない。本連載では禁煙治療成績を上げるために日常診療の中でできる工夫や取り組みを紹介する。 | ||||||||||||
安田雄司(医療法人啓生会やすだ医院/NPO法人京都禁煙推進研究会) | ||||||||||||
連載 | ||||||||||||
●Case Study 診断に至る過程 | ||||||||||||
本シリーズではCase Studyを通じて鑑別診断を挙げ,診断に至る過程を解説してみたいと思います。どこに着目して鑑別診断を挙げるか,次に必要な情報は何か,一緒に考えてみませんか。 | ||||||||||||
松村正巳(金沢大学医学部付属病院リウマチ・膠原病内科) | ||||||||||||
●研修おたく海を渡る | ||||||||||||
アメリカでの研修も3年が過ぎ,今回,光栄にも散文を連載させてだくことになりました。内科研修3年間の振り返りと,はじまったばかりの腫瘍内科研修での日常を織り交ぜながら,小話に使ってもらえるような話題を提供できればと考えています。毎回おちがつくといいのですが。どうかよろしくお願いします。 | ||||||||||||
白井敬祐 | ||||||||||||
●内科医が知っておきたいメンタルヘルスプロブレムへの対応 | ||||||||||||
昨今,メンタルヘルスは大きな社会問題となっており,プライマリケアの最前線を担う一般内科医が,それらに対応しなければならない場面も急増している。本連載では,内科医向けに,日常診療でよく遭遇するメンタルヘルスプロブレムと,その対応について解説する。 | ||||||||||||
中尾睦宏(帝京大学医学部衛生学公衆衛生学・心療内科) | ||||||||||||
●外来研修医教育への招待 | ||||||||||||
皆さん,はじめまして。そして,ようこそ外来研修医教育の現場へ。これから,日々外来での研修医教育に悪戦苦闘している私たちの現場に一緒に入りこんでいただこうと思います。 | ||||||||||||
鄭 真徳(佐久間総合病院総合診療科) 川尻宏昭(名古屋大学地域医療センター) |
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●日常診療の質を高める口腔の知識 | ||||||||||||
むし歯と歯周病は2大歯科疾患ですが,これらが意外な病気と関連していることが少しずつ明らかになってきました。むし歯や歯周病の罹患率が非常に高いことを考えると,これらの影響を常に頭の隅に置いておく必要があると思います。 |
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岸本裕充(兵庫医科大学歯科口腔外科学) | ||||||||||||
●聖路加Common Diseaseカンファレンス | ||||||||||||
聖路加Common Diseaseカンファレンスとは,聖路加国際病院内科で2006年11月から始まった新カンファレンスである。 稀な疾患や複雑な疾患の検討ではなく,比較的ありふれた疾患(common disease)を複数例で検討しようというカンファレンスである。ありふれた疾患に迅速に的確なアプローチができる“反射神経”を養うことを意図している。11の専門分野(循環器,消化器,呼吸器,内分泌,神経,腎臓,感染症,膠原病,血液,一般,心療)の専門医が毎月の持ち回りで,指導医が研修医と質疑応答を繰り返す。それを誌上で再現したのが,今回の連載である。 |
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綾部健吾(聖路加国際病院一般内科) 西崎祐史(聖路加国際病院内科チーフレジデント) |
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●目でみるトレーニング | ||||||||||||
1994年から続いている雑誌「medicina」の名物連載。写真・画像を中心とした「症例提示」と症例に関する「問題」,「解答と解説」からなり,クイズを通して症例疾患への理解を深める。 |