日進月歩の医学の進歩を逃さず,かつ日常臨床に役立つ洗練した情報を提供する内科医必読の座右の書 |
44巻1号(2007年1月号)
2007年より誌面を大幅刷新! 新しい「medicina」をぜひご覧ください。 今月の主題 高血圧の臨床-焦点の合った個別診療へ向けて (目次詳細・ご注文はこちら!) 苅尾七臣(自治医科大学循環器内科)
高血圧は脳卒中や心筋梗塞をはじめとするあらゆる循環器疾患の強力なリスク因子である。降圧療法により,そのリスクが明確に減少することが証明されており,近年,国内外の多くの高血圧治療ガイドラインが発表されている。 |
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●今月の主題 座談会 | ||||||||||||
メタボリックシンドロームと仮面高血圧を考慮した 高血圧個別診療の展開に向けて |
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脳卒中や心筋梗塞など,さまざまな疾患の強力なリスク因子である高血圧の診療が変わりつつある。ここにきて,とりわけ「24時間にわたる厳格な降圧の重要性」と,「メタボリックシンドロームの一つとして高血圧を捉える」という視点が強調されはじめた。本号では,実地臨床の最前線で活躍する4人のドクターに,そのような新しい「高血圧の臨床」のあり方について,一般内科医向けにわかりやすくお話しいただいた。 | ||||||||||||
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内科認定医・専門医試験対策に!! | ||||||||||||
●今月の主題 | ||||||||||||
「理解のための29題」 (力だめしにいかがでしょう。解答は本誌掲載。解説が大幅に充実) |
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新連載 | ||||||||||||
●内科医が知っておきたいメンタルヘルスプロブレムへの対応 | ||||||||||||
昨今,メンタルヘルスは大きな社会問題となっており,プライマリケアの最前線を担う一般内科医が,それらに対応しなければならない場面も急増している。本連載では,内科医向けに,日常診療でよく遭遇するメンタルヘルスプロブレムと,その対応について解説する。 | ||||||||||||
中尾睦宏(帝京大学医学部衛生学公衆衛生学・心療内科) | ||||||||||||
●外来研修医教育への招待 | ||||||||||||
皆さん,はじめまして。そして,ようこそ外来研修医教育の現場へ。これから,日々外来での研修医教育に悪戦苦闘している私たちの現場に一緒に入りこんでいただこうと思います。 | ||||||||||||
川尻宏昭(名古屋大学医学部附属病院・在宅管理医療部 地域医療センター) | ||||||||||||
●日常診療の質を高める口腔の知識 | ||||||||||||
古くから「口腔は全身の鏡」と言われ,診査・診断上とても重要な臓器であるとされているにもかかわらず,口腔の診査は軽視されがちです。舌や頬粘膜のような直視できる部位に進行癌を生じて歯科口腔外科を受診した患者さんに,「最近カゼや腹痛などで内科を受診しましたか?」と尋ねると,Yesという場合が少なくありません。口腔癌は胃癌や大腸癌のように透視や内視鏡などの検査をしなくても,視診と触診のみで,少なくとも「怪しい」と思うことは可能でしょうから,受診した際に発見されていれば,と考えると残念でなりません。 | ||||||||||||
岸本裕充(兵庫医科大学歯科口腔外科学) | ||||||||||||
連載 | ||||||||||||
●しりあす・とーく | ||||||||||||
必修化された新しい医師臨床研修制度も,まもなく3年目を終えようとしているが,研修の現場には,いまも多数の問題が存在している。日本において,すぐれた医師を育てていくためには,何をどう解決していくべきなのか? 今回の「しりあす・とーく」では,前2号に引き続き,アメリカでの研修経験をもつ3人の医師に語っていただいた。 | ||||||||||||
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●病理との付き合い方 明日から使える病理の基本【実践編】 | ||||||||||||
病理診断が病名の決定,治療方針の決定,治療効果および予後判定に重要な役割を果たす,ということはすでに総論を読んだ読者には十分理解していただいたと思う。実践編(各論)では,臓器別に具体的な病理との付き合い方を学ぼう。 | ||||||||||||
秋山 太(癌研究会癌研究所病理部) | ||||||||||||
下 正宗(東葛病院臨床病理科・検査科) | ||||||||||||
●東大病院内科研修医セミナー | ||||||||||||
本連載では,東大病院で内科研修医を対象に月2~3回,昼の1時間を使って行われている内科グランドカンファレンスを紹介します。各診療科での実際の症例を通して,疾患の診断・治療に関する生きた知識を吸収していただければ幸いです。 | ||||||||||||
荒井俊也・伊豆津宏二・黒川峰夫(東京大学医学部附属病院血液・腫瘍内科) | ||||||||||||
●Case Study 診断に至る過程 | ||||||||||||
本シリーズではCase Studyを通じて鑑別診断を挙げ,診断に至る過程を解説してみたいと思います。どこに着目して鑑別診断を挙げるか,次に必要な情報は何か,一緒に考えてみませんか。 | ||||||||||||
松村正巳(金沢大学医学部付属病院リウマチ・膠原病内科) | ||||||||||||
●研修おたく海を渡る | ||||||||||||
アメリカでの研修も3年が過ぎ,今回,光栄にも散文を連載させてだくことになりました。内科研修3年間の振り返りと,はじまったばかりの腫瘍内科研修での日常を織り交ぜながら,小話に使ってもらえるような話題を提供できればと考えています。毎回おちがつくといいのですが。どうかよろしくお願いします。 | ||||||||||||
白井敬祐 | ||||||||||||
●できる医師のプレゼンテーション-臨床能力を倍増するために | ||||||||||||
プレゼンテーションは診療現場において,きわめて重要な臨床能力の1つである。「質の高い研修」,「質の高い患者ケア」,プレゼンテーションの良し悪しは実はこれらを大きく左右する。本連載では,臨床医にとって必要な「プレゼン技術」の基本をわかりやすく示す。 | ||||||||||||
川島篤志(市立堺病院・総合内科) | ||||||||||||
●目でみるトレーニング | ||||||||||||
1994年から続いている雑誌「medicina」の名物連載。写真・画像を中心とした「症例提示」と症例に関する「問題」,「解答と解説」からなり,クイズを通して症例疾患への理解を深める。 |