日進月歩の医学の進歩を逃さず,かつ日常臨床に役立つ洗練した情報を提供する内科医必読の座右の書 |
43巻7号(2006年7月号) 今月の主題 血液腫瘍はどこまで治し得るのか (目次詳細・ご注文はこちら!) 杉浦 勇(豊橋市民病院血液内科) 本特集のテーマは「血液腫瘍はどこまで治し得るか」である。血液腫瘍の治療に外科的アプローチはほとんど必要がない。したがって,このテーマは血液腫瘍を内科的に治し得るかという問いに等しい。血液腫瘍が内科的治療で治し得るのは固型癌に比して抗癌剤に格段と高い感受性をもつ特徴に基づく。血液腫瘍が特集に取り上げられても,この血液腫瘍の特異性にかかわるテーマが取り上げられたのを目にしない。 |
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内科認定医・専門医試験対策に!! | ||||||||||||
●今月の主題 | ||||||||||||
「理解のための31題」 (力だめしにいかがでしょう。解答は本誌掲載) |
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連載 | ||||||||||||
●しりあす・とーく | ||||||||||||
新臨床研修制度が実施されて2年が経過し,必修化後初となる研修修了者が誕生した。新制度の目玉とも言える「スーパーローテーション研修」は研修医,指導医にどのようなインパクトを与えたのだろうか? 一巡した新医師研修制度を検証する本企画・中編では,すべての研修医に「必修」とされた「内科ローテーション」について,研修医,指導医両方の立場からご議論いただいた。
第16回 内科ローテーションで何を学ぶか? 検証!新医師臨床研修制度(中編) |
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●病理との付き合い方 明日から使える病理の基本【実践編】 | ||||||||||||
病理診断が病名の決定,治療方針の決定,治療効果および予後判定に重要な役割を果たす,ということはすでに総論を読んだ読者には十分理解していただいたと思う。本号からの実践編(各論)では,臓器別に具体的な病理との付き合い方を学ぼう。 | ||||||||||||
西川 祐司(秋田大学医学部病理病態医学講座分子病態学分野) | ||||||||||||
●東大病院内科研修医セミナー | ||||||||||||
本連載では,東大病院で内科研修医を対象に月2~3回,昼の1時間を使って行われている内科グランドカンファレンスを紹介します。各診療科での実際の症例を通して,疾患の診断・治療に関する生きた知識を吸収していただければ幸いです。 | ||||||||||||
●研修おたく海を渡る | ||||||||||||
アメリカでの研修も3年が過ぎ,今回,光栄にも散文を連載させてだくことになりました。内科研修3年間の振り返りと,はじまったばかりの腫瘍内科研修での日常を織り交ぜながら,小話に使ってもらえるような話題を提供できればと考えています。毎回おちがつくといいのですが。どうかよろしくお願いします。 | ||||||||||||
白井敬祐 | ||||||||||||
●できる医師のプレゼンテーション-臨床能力を倍増するために | ||||||||||||
プレゼンテーションは診療現場において,きわめて重要な臨床能力の1つである。「質の高い研修」,「質の高い患者ケア」,プレゼンテーションの良し悪しは実はこれらを大きく左右する。本連載では,臨床医にとって必要な「プレゼン技術」の基本をわかりやすく示す。 | ||||||||||||
川島篤志(市立堺病院・総合内科) | ||||||||||||
●医療事故を防ぐ! 対策を絵に描いた餅としないために | ||||||||||||
忙しい日常臨床の現場では,医療事故対策を立てても,しばしば「絵に描いた餅」となってしまい,実際に防止効果をあげていない場合が少なくない。対策は現場での「実践」の観点から講じる必要がある。本連載では,沖縄県立中部病院の臨床研修・医療事故に関する取り組みを交えながら,主に研修医がかかわる医療事故対策について考える。 | ||||||||||||
本村和久(王子生協病院・内科) | ||||||||||||
●目でみるトレーニング | ||||||||||||
1994年から続いている雑誌「medicina」の名物連載。写真・画像を中心とした「症例提示」と症例に関する「問題」,「解答と解説」からなり,クイズを通して症例疾患への理解を深める。 |