医学書院

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看護教育


2017年08月号 (増大号) (Vol.58 No.8)
特集 「読む、書く、話す」で、教育力の充実を/第2特集 言葉の力

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※看護系大学、看護専門学校に所属している方、先着50名様に限ります。

特集 「読む,書く,話す」で,教育力の充実を
 入学生の「読む,書く,話す」能力が,授業に参加するには不十分であると感じることは少なくないでしょう。そのため,初年次教育として,それらの能力を高めるためのプログラムを取り入れる大学,専門学校は近年増加しています。これはつまり,学生がそれまでに学んだことだけでは,専門教育についていくのには足りないと判断されてのことです。翻って,教員としての「読む,書く,話す」能力は,その先生がそれまで学んだことで足りているでしょうか,教育者として授業を行うのに十分でしょうか? ただ,看護師の先輩としての立場のみで「教育」にあたってはいないでしょうか?
 大学では,設置基準の改正により,今年度より教員を含むSD(Staff Development)が義務化されました。自分が学生や院生として,あるいは専門家として学んだことだけで「教育」できるとする見方は通用しなくなります。当然専門学校においても,教員には同様な能力が求められるでしょう。
 弊誌ではこれまでも,看護教員の教育力UPのための継続研修の必要性について取り上げてきました。教育技法や教育理論を学ぶことももちろん重要ですが,まずは教員としての「読む,書く,話す」能力の向上から始めませんか? それが教育力の向上にもつながります。今回の特集の筆者らが学んできた,そしてこれから学んでいくことを参考に,研修受講,研修企画を進めていただけることを願っています。

「話す」能力向上のためにも,「読む」「書く」力の充実を
戸田山 和久
専任教員養成講習会における「読む,書く,話す」への取り組み
福岡 公香/高口 みさき/田口 恵美子
教員という立場から,自ら学んだ「読む,書く,話す」を見直す
古都 昌子
「読む,書く,話す」を学ぶ機会を得て考えたこと
日下部 華苗
「読む,書く,話す」力を身につけ,みがくために
山口 みのり
さまざまな場で学んだ「読む,書く,話す(聞く)」を教育現場で活かすために
鈴木 由紀子


第2特集 言葉の力
 医聖ヒポクラテスは,医師の武器として「第一に言葉,第二に薬草,第三にメスである」との言葉を残しています。もちろん,現代は古代ギリシャとは比べられないほど,「薬草」や「メス」は進歩しています。しかし,ヒポクラテスにとっては,あくまでも言葉の力が第一なのです。これは,現在の看護界にとっても,重くうけとめるべき姿勢ではないかと考えます。
 「言葉」は,交わる,考える,伝える,読みとる,といった対人的営為のなかでも,中心的な役割を担ってきました。そのような人間の根幹にかかわるテーマであるからこそ,看護にとって,何かを学ぶ者にとって,実践を語る者にとって,言葉のもつ力はどういうものか,繰り返し考えていかなければならないと思います。
 本特集では,看護界に限らず,広く言葉やことば化の問題を取り扱ってこられている先生方にとっての,言葉の力についてのお話を伺いました。みなさんの刺激,示唆となる特集となれば幸いです。

看護の岸辺で言の葉を想う
小玉 香津子
【インタビュー】医療の言葉への危惧と応援
外山滋比古先生に聞く
【インタビュー】同調圧力から逸脱しつつ,生き延びていくための
「言葉と勉強」
千葉雅也先生に聞く
【対談】気づける身体をつくること 実践のことば化をめぐって
諏訪 正樹/大谷 則子


■特別寄稿
保健師・助産師・看護師免許申請時に提出する診断書様式の
2017年改訂の解説
栗原 房江
■Scramble Zone
障がい学生支援とその実践知のデータベース化の進行
 2016年大学コンソーシアム京都 指定調査課題成果報告会に参加して
鮫島 輝美
看護系大学も今後は入試戦略の改革が求められる
 『大学入試サミット2017』参加記
廣川 空美/張 暁春


●学生なら誰でも知っている 看護コトバのダイバーシティ・8
配慮
木村 映里
●フィンランドとの交流経験からの
 今後の日本の看護教育,研究活動への示唆・3(最終回)
エビデンスに基づく実践者を育てるための看護教育の発展に向けて
山川 みやえ
●専門家と市民の架け橋 CoSTEP・2
CoSTEPの特色ある講義のしくみ
種村 剛
●リズムとからだ 「うまくいく」と「うまくいかない」の謎・5
スタイルを借りる
伊藤 亜紗
●すべって,転んで,立ち上がるために ~看護職生涯発達学から~・5
非日常の手術室で看護を見いだしていく新人をみつめて
味木 由佳
研究解説:それぞれの実存のなかから「見いだされた看護」
佐藤 紀子
●優れた“わざ”をどう伝えるか 技術の「背後にある意味」を考える・8
看護技術における工夫の意味 授乳
阿保 順子
●「配慮が必要な学生」の学びにつなげる対応
 臨地実習における教育上の調整を考える・8
極端に食事量が少なかったり,過食と嘔吐を繰り返す学生への対応
松岡 千代
関連書
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    ≪看護教育実践シリーズ 3≫
    授業方法の基礎
    シリーズ編集:中井 俊樹 編集:中井 俊樹/小林 忠資
    定価 2,592円 (本体2,400円+税8%)
    ISBN978-4-260-03202-5
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    看護教育のためのパフォーマンス評価
    ルーブリック作成からカリキュラム設計へ
    著:糸賀 暢子/元田 貴子/西岡 加名恵
    定価 2,916円 (本体2,700円+税8%)
    ISBN978-4-260-03199-8
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    授業が変わる! 学びが深まる!
    看護教員のための授業研究
    著:吉崎 静夫/蔵谷 範子/末永 弥生
    定価 2,808円 (本体2,600円+税8%)
    ISBN978-4-260-02868-4
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    看護者のための
    倫理的合意形成の考え方・進め方
    著:吉武 久美子
    定価 2,592円 (本体2,400円+税8%)
    ISBN978-4-260-03129-5
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    シミュレーション教育の効果を高める
    ファシリテーター Skills & Tips
    著:内藤 知佐子/伊藤 和史
    定価 2,808円 (本体2,600円+税8%)
    ISBN978-4-260-03014-4