高木 廣文・三宅 由子

アンケート調査、質問紙調査を使いこなすために
「え？　質問紙調査？　アンケート調査とどう違うの？」とお思いのあなた。看護研究のために質問紙調査をしたいけれど、いざとなると本当にこれでいいのかと不安になるあなた。もっと有意義な調査研究がしたい――そんな歯がゆい思いをしていませんか。

本書は、質問紙とはどんなものか、質問項目や回答肢の設定はどうしたらよいかなど、豊富な例をもとに、質問紙調査のイロハから懇切丁寧に教えてくれる入門書です。質問紙を使った調査方法のいろいろ、調査したデータの集計や分析の方法を、実際の看護研究に結びつくノウハウとして、やさしく紹介します。



■間違いだらけの質問紙調査
質問紙調査で分かること・分からないこと/実施方法のいろいろ

■質問紙調査を始める前に
臨床研究はなぜ必要なのか/看護研究と質問紙調査/質問紙調査のインフォームド・コンセント

■質問紙の作り方
「測定」ということ/質問紙の内容を考える/対象者の背景を知る/調査項目を設定する/複数回答の落とし穴

■調査方法の選び方
選び方の原則/面接調査/留め置き調査/郵送調査/集合調査/宿題調査など/電話調査

■調査データの整理と集計
もれのない整理の仕方/コーディング/データのコンピュータ入力/使える統計手法と使えない統計手法/調査者・回答者のウソ――バイアス

■研究論文にまとめる
研究論文の書き方