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Cancer Board Square

2016年07月号 (通常号) ( Vol.2 No.2)
Feature Topic Over80歳のがん診療/View-point がん診療 「大腸がん」
(ISBN978-4-260-02453-2)

Feature Topic Over80歳のがん診療

2025年問題に象徴されるように、日本は世界的に類のない超高齢医療社会に突入している。日本人の二人に一人ががんで亡くなる、という現状のなかで、平均寿命は女性86.83歳、男性80.50歳(2014年厚労省)となり、がん患者の高齢化とそれに伴う臨床的対応は喫緊の課題といえる。しかしながら、高齢がん患者の存在が当然となりつつある現状においては、臨床的対応をどこか一般化し、なんとかその場をやり過ごしてしまう現実も生み出しているのではないだろうか。そこで本特集では、わが国における「超高齢者のがん診療」として「80歳」というフレームを設定し、超高齢者がん診療の特性とリアルに迫りたいと思う。

■超高齢時代のがん診療について
超高齢がん診療の夜明け
佐々木 康綱
超高齢がん患者の生と死-社会学の知見から
伊藤 嘉高・相澤 出
超高齢がん患者に対する臨床試験デザイン
長島 文夫・水谷 友紀・濱口 哲弥・
小川 朝生・前野 聡子・古瀬 純司
超高齢がん患者、なにをどこまでやるべきか
 -臨床での意思決定を支える評価法とスクリーニングツール
林 直美・安藤 雄一
■Over80歳のがん診療とその臨床的課題
認知機能に障害があるOver80歳のがん診療の諸問題とその実際
明智 龍男
併存疾患を有するOver80歳のがん患者への対応-糖尿病
山本 剛史・平野 勉
併存疾患を有する高齢がん患者への対応-polypharmacy
藤田 健一
併存疾患を有するOver80歳のがん患者への対応-COPD
楠本 壮二郎


View-point がん診療 「大腸がん」
■大腸がんについての臨床的概論
堀江 良樹・中島 貴子
■Topics Q&A
坂井 大介・松本 寛・門脇 重憲


Cancer Board Conference
■case1
妊娠期乳がん化学療法中に腎盂腎炎を発症した1例
聖路加国際病院 Oncology Grand Conference
■case2
デノスマブ投与後に重症低カルシウム血症が遷延した再発胃がん骨転移の1例
東京腫瘍内科カンファレンス


●病院でこの言葉は使えませんでした。[1]
「水虫ではないと思うのですが……。」
桜井 なおみ
●がん医療スタッフの基本スキルを小説から学ぶ[1]
安部公房『砂の女』-告知後の当事者と医療者の役割
金 容壱
●死にゆく患者(ひと)と、どう話すか-國頭先生の日赤看護大ゼミ講義録[3]
コミュニケーション・スキルの基本を身につける
國頭 英夫
●レジデントのためのオンコロジーカンファレンス[3]
発熱性好中球減少症(FN)はこわくない
勝俣 範之
●臨床医のためのワンテーマ腫瘍病理[3]
「そしてDRもいなくなった-化学療法後のDR」
市原 真
●Evidence “The Classic” Review
大腸がん
堀江 良樹
甲状腺がん
友松 純一
胚細胞腫瘍
前嶋 愛子
●ID consult-がん患者の感染症診療[2]
発熱性好中球減少症 febrile neutropenia;FN
冲中 敬二
●これからの免疫療法の話をしよう[3]
抗PD-1抗体療法-ニボルマブ、ペンブロリズマブ
北野 滋久(監修:珠玖 洋)
●レジメンマネジメントの流儀[3]
レジメンマネジメントの現状-他施設をみてみよう
森 玄(監修:河野 勤)
●スキルとしての支持療法[2]
「神経障害」篇
奥山 浩之・辻 晃仁(企画:加藤 俊介)
●目から鱗のがん薬物療法-薬学的視点からみたケーススタディ[3]
がん性皮膚潰瘍臭に対するケアの実践
渡部 一宏
●これからのがんサポート[3]
がん患者・家族支援の心理・社会的側面を理解する
品田 雄市
●フロンティア・リポート[3]
時は金なり-質量分析法を利用した迅速外科病理診断支援
竹田 扇(企画:新間 秀一)
●フクシマ日記[3]
2016年7月某日 「桃」
佐治 重衡
●人間はいつから病気になったのか-こころとからだの思想史[3]
「生まれない」ための医学-エンハンスメントの未来
橋本 一径
●Art of Oncology[3]
託された使命
山内 照夫

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定価 3,672円
(本体3,400円+税8%)