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訪問看護と介護

2018年09月号 (通常号) ( Vol.23 No.9)
特集 「面」で支える子どもの暮らし 看護職はいかに連携することができるのか

医療的ケアや配慮を必要とする子どもの活動するさまざま場で、看護職は安全・健康管理を行なっています。しかし現状、それぞれの場のケアがうまくつながっておらず、「点」で展開されているもどかしさもあるのではないでしょうか。
今年度の報酬改定では、入退院支援加算、学校等と看護の連携などの「看看連携」に対し、報酬が算定できるようになりました。これは医療機関や学校、自宅、活動・遊びの場にいる看護職がつながって、子どもの暮らしを支えていく役割が求められている、すなわち「点」から「線」、そして「面」の看護への転換が期待されているのだと換言できます。
そこで、本特集では「子どもの暮らしを支えるために、看護の『面』を地域でつくろう」というメッセージを届けるべく、企画しました。
「面」をつくるには、まず互いの“手の内”を知る必要があります。NICU・在宅・教育機関・児童発達支援・短期入所などの看護職は何を意識し、取り組んでいるのかを解説していただきました。そのうえで、「面」のつくり方を探るべく各地域の実践を、さらには各地域・団体による人材育成の動きも紹介していきます。
医療的なケアや配慮を必要とする子どもの暮らしを支えるべく、看護職はいかに連携し、“面”をつくることができるのか。そのヒントを提示します。

「面」で支えることがなぜ必要なのか?
谷口 由紀子
看護職は伴走者であり、支援の中心的な存在だ
米山 明
■それぞれの暮らしの場の看護
(1)NICU(新生児集中治療室)の看護
原田 純子
(2)訪問看護
田中 道子
(3)特別支援学校および小・中学校の看護
勝田 仁美
(4)児童発達支援の看護
熊田 明子
(5)短期入所の看護
池畑 久美子
■地域で「面」をつくる試み
(1)兵庫県姫路市で、医療的ケアの手技を統一する
宮田 広善
(2)通所事業所看護管理者が中心となった仕組みづくり
大野 真如
(3)日頃の問題意識から生まれたつながり
大久保 夏樹
(4)空白地域へのサテライト開設で、子ども・家族に選択肢を
鈴木 郁子
■「面」で支える看護職を育てる仕掛け
(1)医療機関と地域の看護職が知識共有を進めるには工夫が必要だ
谷口 由紀子
(2)ケアの場、つながりづくりと人材育成を連動させて
石山 光枝
(3)日本小児看護学会の「人材養成研修プログラム」
奈良間 美保

「乳幼児の発達支援」から看護職の連携を思う
梶原 厚子


■特集座談会
他職種は、どのような「看護職の連携」を期待しているか
津川 周一、丸箸 圭子、横田 信也、[司会]及川 郁子


●在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・108
『人生フルーツ』といわさきちひろ展 記憶がよみがえるとき
秋山 正子
●認知症の人とその家族から学んだこと・17
日常性の世界を豊かにするケアのかたち・4
中島 紀惠子
●どう読む!? 在宅医療・看護・介護政策・33
医師の働き方改革の議論を再開
社会保険旬報編集部
●シンソツきらきら・21
意思決定支援は誰のため?
小瀬 文彰

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定価 1,512円
(本体1,400円+税8%)