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看護管理

2018年06月号 (通常号) ( Vol.28 No.6)
特集 「高齢者の治療選択」を支える 患者にとっての最善を見据えて

超高齢者や認知機能が低下した患者の増加に伴い,急性期医療の場での治療の選択やケアのあり方が問われています。早期退院の促進に加えて,“地域における退院後の生活を想定した急性期治療の選択支援”に看護職が能動的に関与することが求められています。
この課題は,突き詰めると「患者はどのような生活を望んでいるのか」「患者にとっての最善の状態はいかなるものか」をテーマにした議論となるでしょう。
本特集では,島田千穂氏,伊東美緒氏による日本老年看護学会第22回学術集会自主企画プログラムをもとに,「高齢者の治療選択の支援」について課題共有を行うとともに,超高齢者や認知機能が低下した患者への急性期病院の看護において直面した困難と,探索的解決のプロセスについて実践報告を行います。また,座談会では地域の多職種連携の中で,本人・家族の治療や療養場所の選択と意思決定を,切れ目なく支えるための方法論を考察します。

■地域包括ケアシステムに求められる急性期看護とは何か
「地域生活へ戻るための支援」を目指して
島田 千穂
■実践報告:東京都健康長寿医療センターの取り組み
超高齢認知症患者への検査継続は患者の益となるのか
木村 陽子
■実践報告:東京都保健医療公社豊島病院の取り組み
脳神経外科病棟の看護師による摂食機能療法
 早期介入で在宅復帰を支える
堤 福子
■実践報告:春日部市立医療センターの取り組み
在宅酸素療法を導入し,自宅復帰できた高齢患者への退院支援
 終末期を前にした「家族の揺れる思い」にどう寄り添うか
千田 真子
■実践報告:JCHO横浜保土ケ谷中央病院の取り組み
超高齢者の退院支援
 地域包括ケア病棟における患者が望む生活をかなえる実践
奥田 あゆみ
■座談会
地域包括ケアシステムにおける高齢者への急性期治療の選択支援
 患者が望む退院後の生活,患者にとっての最善を見据えて
青木 由香,井上 由美子,奥田 あゆみ,
木村 陽子,島田 千穂,千田 真子,堤 福子
■超高齢者や認知機能が低下した患者への
 急性期病院におけるケア・医療のあり方を考える
伊東 美緒


■特別記事
地域包括ケア時代のクリニカルパス
 その意義と教育の重要性
齋藤 登


[巻頭シリーズ]
●大学院で学ぶ看護管理学 現場の実践から新たな「知」を生むために(17)
四国大学大学院

[連載]
●キャリア形成に悩むあなたのためのリレーエッセイ わたしの師長時代(14)
師長として大切にしたいこと
橘 幸子
●看護の可視化 量と質の両面から適切な評価を考える(6)
「患者の安全を守る看護」の可視化・5
 看護師充足率と有害事象
秋山 智弥
●進化するチーム医療への旅 今求められるレジリエンスとは?(3)
理想のチーム・組織とは?(1)
 チームワークからチームビルディングへ
清水 広久
●プログラムデザインで変わるファシリテーション
 あなたのスキルを現場に活かそう(9)
アクティビティを選択/開発して,プログラムを完成させよう
森 雅浩/浦山 絵里
●今さら聞けないビジネスフレームワーク(6)
3C分析
石井 富美
●コーチングと組織の関係性システムから考えるコミュニケーション(6)
「承認」があるだけで関係性は癒される
原田 直和/田渋 あづさ
●ID×課題解決 インストラクショナルデザインを活用した教育プログラム開発(6)
「やらされる研修」「やりっ放しの研修」にならないために
 ARCS動機づけモデルと研修後の形成的評価
前田 留美/山下 清美
●人生の終わりの日々のケアを訪ねて(6)
数字で確かめる日本と世界の違い
村上 紀美子
●おとなが読む絵本 ケアする人,ケアされる人のために(144)
奇想天外な絵本の神話的なリアリティ
柳田 邦男
●次号(7月号) 特集 2018年診療報酬・介護報酬同時改訂への対応 地域のニーズに応えるために,病院看護部としての戦略をどう描くか

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定価 1,620円
(本体1,500円+税8%)