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看護教育

2018年07月号 (通常号) ( Vol.59 No.7)
特集 主体性を育む「問いづくり」

 現在教育界では,主体的に学ぶ学生を育てるため,さまざまな形でアクティブラーニングが取り入れられています。もともと演習やグループワークの活用が盛んな看護教育ですから,この傾向自体は歓迎すべきものでしょう。ただ,たいていの学生は,「主体的な学び方」が身についていないので,まず教員が,学生が主体性をもつためのお手伝いをする必要があります。
 「問いづくり」は,小中高校の“探求学習”で多く取り入れられている教育技法で,文字通り,学生自らが問いをつくる学習法です。自分が興味をもっていること,知りたいことは何かを考え,それを疑問の形で表したうえで,自分で調べ,まとめ,説明するというところまでもっていきます。教員から与えられた問いではなく,自分でつくり出した問いなので,より主体的に学ぶ力が養われます。
 教員は,この方法を学び,学生に指導することで,学生の主体性を引き出すことはもちろん,自身が“教える”ということに関し多くの示唆を得ることができます。今回の特集で語られる「問いづくり」に挑戦し,学習における教員自身の主体性にも注目してみてください。

■主体的に学ぶ力を養う「問いづくり」
QFT(Question Formulation Technique)の活用
佐藤 広子
■[座談会]主体的な学生を育てる試みを
QFTを体験して学んだこと
佐藤 広子/萬田 律子/山田 かおる
加藤 久美子/佐々木 津矢
■学習者の「知りたい」を引き出す
『問いをつくるスパイラル』から始めるアクティブラーニング
天野 由貴
■QFTを知る,学ぶ,使う「ハテナソン・ワークショップ」から学んだこと
江川 美由紀/岩井 由美子


■焦点
第107回 看護師国家試験を振り返って
 新出題基準での追加問題にはとまどっても,おおむね受験生は対応
柳 めぐみ
■実践報告
充実した在宅看護学実習の実現をめざして(前編)
 在宅看護学実習に対する教員の“戸惑い”
 教育コラボレーションの可能性を考えるワークショップから
日本在宅看護教育研究会
■Scramble Zone
看護基礎教育における初年次教育としての協同学習の導入
 後編 LTD基盤型授業「基礎ゼミ」の授業展開
須藤 文
授業と授業外学習支援でアクティブラーナーを育てる
 本学の4年間のAP事業から
酒井 浩二/徳永 基与子/藤田 大雪/阿部 一晴
「学生&教員トークセッション」 第1回
 大学に行けば教養は身につくの?
堀田 佐知子/山根 実佳/若村 智子
岡本 恭介/高塚 由香里


●つくって発見! 美術解剖学の魅力・7
腸腰筋 腹の中の力持ち
阿久津 裕彦
●看護に恋した哲学者と読む ベナーがわかる!腑に落ちる!・3
現象学的人間観(1)-身体化した知性(つづき)
榊原 哲也
●ティーチング・ポートフォリオ作成講座・4
ティーチング・ポートフォリオ・チャート作成の感想
 森真喜子さん(国立看護大学校)との座談会 前編
栗田 佳代子/吉田 塁
●授業を良くする! 教育関連理論・9
グループ学習の効果を高める(2) アイスブレイクの技法
西野 毅朗
●NとEとLGBTQ・4
「T」の人たちの医療機関における困りごと
浅沼 智也

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定価 1,620円
(本体1,500円+税8%)