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看護管理

2017年06月号 (通常号) ( Vol.27 No.6)
特集 認知症を持つ患者の意思決定支援

本特集では,認知症を持つ患者さんの意思決定支援について,本人の意思や希望を尊重した「医療同意」の視点を軸に考察します。
現在は事実上,各施設の運用や実践に委ねられている,認知症を持つ患者さんの同意能力の評価や意思決定支援。本来は新たに医療行為を実施する際には本人の同意が必要ですが,すぐに「認知症の患者だから同意能力がない」と見なしてしまうことや,同意能力の評価を行いたいと思っても多忙な現場の中で効果的な方法が見いだせていない施設も少なくないのではないでしょうか。
本特集では,そのよりよい姿,あるべき姿について,成本迅氏による「認知症高齢者の医療選択をサポートするシステムの開発」プロジェクトの内容と,各地域の看護師の方々による倫理的な実践報告を基に考察します。

■総論
認知症の人の医療選択と意思決定支援
 医療同意プロジェクトの成果と課題から
成本 迅
医療同意能力評価の実際
 多忙な現場でいかに運用するか
加藤 佑佳
■鼎談
認知症を持つ人の「医療同意」を取り巻く課題
 法律の視点から考える
成本 迅/小賀野 晶一/名倉 勇一郎
日常的なケアへの拒否と同意
 不同意メッセージとユマニチュード®から考える
伊東 美緒
■実践報告 聖隷三方原病院の取り組み
認知症患者の意思決定支援に向けた組織的活動
 老人看護および急性・重症患者看護専門看護師の実践から
佐藤 晶子/桑原 美香
■実践報告 旭川医科大学病院の取り組み
ICU病棟における認知症を持つ患者への意思決定支援
 救肢希望がかなわず下肢切断に至った事例を振り返る
清水 由美子/村上 閑香
■実践報告 綾部市立病院の取り組み
療養環境を整えることで,意思を表出する力を維持・回復させる看護実践
 地域包括ケア病棟における認知症看護認定看護師の活動
西岡 さおり


■特別記事
第23回日本看護診断学会学術大会のプログラムから
 「患者像をつかむ! 看護診断をケアに活かそう」任 和子氏に聞く
本誌編集室


[巻頭シリーズ]
●大学院で学ぶ看護管理学 現場の実践から新たな「知」を生むために(6)
高知県立大学大学院

[連載]
●ファシリテーターのための看護リフレクション
 経験から学べる看護師を育てる(3)
リフレクティブな実践家を育成するファシリテーターの役割
東 めぐみ
●やすらぎとひらめきの場づくりマインドフルネスとファシリテーション(11)
自他へのコンパッションを育むGRACEプログラム
中野 民夫
●キャリア形成に悩むあなたのためのリレーエッセイ わたしの師長時代(2)
師長としての誠意
須藤 久美子
●病棟運営上の意思決定に活かす! ケースで学ぶロジカルシンキング(8)
事業計画の実行に結びつく指標とは
 BSC,CSF,KPI……,病院全体のマネジメント手法を整理する
石井 富美
●Happy Nurses=Happy Patients 看護力の高い組織を育む(10)
看護寺子屋のススメ その後
 中堅・ベテラン看護師のさらなる成長を支えるために
竹熊 カツマタ 麻子
●おとなが読む絵本 ケアする人,ケアされる人のために(132)
孤独や悲しみはどんな形と色なの?
柳田 邦男

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定価 1,620円
(本体1,500円+税8%)