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看護教育

2017年02月号 (通常号) ( Vol.58 No.2)
特集 キャリアを支援する赤十字専門学校教員ラダー
 病院などで,看護実践能力や管理能力のラダー,コンピテンシーの明示が広がりつつある一方で,教員の教育実践能力を評価し,成長段階でとらえようとする教育機関はほとんどありません。確かに,教育能力を正確に計る,ということは実現が難しいですが,参考となるラダーやコンピテンシーがあれば,自身の教育実践能力を客観的にとらえられ,また他者から教育実践能力を評価され,ポジティブなフィードバックを受けることで,キャリアアップにつながることが期待できます。
 日本赤十字社が非常に考えられて構築した「看護教員のキャリア開発ラダー」は,すでに導入から3年がたち,所属する多くの教員が認定を受けており,組織全体の取り組みとして,すべてのレベルでも認定が進んでいます。また,より良いラダーのための見直しも行っています。
 今特集では,看護教員ラダーの概要を改めてご紹介するとともに,認定を受けられること,また評価をすることが,ご自身の教員としてのキャリアにどのような影響があったのか,ご体験から語っていただきました。
 多くの教育機関で,継続研修の指標に,また教員のキャリア支援の一環として,ラダーの設定が教員たちにどのような影響を与えるか,今特集がご参考になることを願っています。

■看護教員ラダー導入3年目の成果と今後の課題
小越 佐知子
■認定を受けた立場から 歩みを振り返り,成長につなげる
レベルI 日々の積み重ねとしてのラダー
岩村 直美
レベルII 自分と向き合い,課題を見出していく
藤元 由起子
レベルIII 「創造」としてのラダー認定
箕口 ゆう子
レベルIV 副学校長としての自信を深める
柳 めぐみ
■評価をしてきた立場から 仲間たちを認め,自らも学ぶ機会に
レベルI・II 評価者として 「評価会」を中心に
満間 信江
レベルII・III 評価者として 成長につながるポジティブフィードバック
高岸 壽美
レベルIV 評価者として 質的なリフレクションを導くナラティブ評価
小松 智子


■実践報告
基礎看護学教育における対面式教育とe-learningを併用した学習法の提案
 学生の主体的な学習を促すための取り組み
秋山 直美
■Scramble Zone
フィジカルアセスメントにつながる看護の視点での総合的解剖学実習
 基礎医学解剖学講座との連携から
八島 妙子/鈴木 里美/小倉 久美子/
篠田 かおる/横井 達枝/河村 諒/諏訪 美栄子


●学生なら誰でも知っている 看護コトバのダイバーシティ・2
「傾聴」
木村 映里
●優れた“わざ”をどう伝えるか 技術の「背後にある意味」を教える・2
流れる動き 寝衣交換
阿保 順子
●「配慮が必要な学生」の学びにつなげる対応
 臨地実習における教育上の調整を考える・2
事実上の調整と合理的配慮
飯岡 由紀子
●だから私はこう書いた 系看著者のフィロソフィー・6
「小児看護学」 「子どもと家族が中心」の看護を伝えたい
奈良間 美保
●グループワークの“達人”への道・8(最終回)
グループワークを支えるために
三浦 真琴
●東西南北! 学生募集旅日誌・8
「住み慣れた」街,福岡で親心に接する
高塚 由香里

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定価 1,620円
(本体1,500円+税8%)