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看護教育

2017年01月号 (通常号) ( Vol.58 No.1)
特集 教える力を養うための継続研修を
 教員は,研究も行いますが,本来は文字通り「教える」人です。ですので,すべての教員にとって,教育力UPは至上の命題と言えます。しかし,看護教員が,教育に携わる前に「正式」に教育を学ぶ機会は,専門学校教員を対象にした教員養成講習会を除けばほとんどありませんし,大学教員に至っては,他学部の教員同様,教育を学ぶ機会がないまま授業に臨まねばなりません。大学ではFDが義務づけられたものの,一般大学においてですら,その中身の多くが講演会やシンポジウムで,具体的な教育技法や授業検討への取り組みは少数派のようですから,看護教育においてもそう変わりはないでしょう。
 ほとんどの看護教員は,学生を思い,上手に授業を行いたい,効果的に教育したい,と考えているはずです。であれば,個人の研鑽はもちろんですが,組織として教育を学ぶ機会を提供することこそが,いま必要なのではないでしょうか。
 今回は,看護教員の教育力UPのために必要な継続教育の内容を再考し,学校単位,地域や自治体単位などで継続して教育力UPの機会を設けることによって,全体の底上げを図る方法を模索します。経験則よりもエビデンスを重視した看護が求められるようになって久しいですが,教育こそ「経験則だけで教えられる」という思い込みから脱却する必要があるはず。継続研修で教える力を養う機会を増やしていただきたいと思います。

■FDを教育力UPのための継続教育の視点でとらえる
近藤 麻理
■看護教員養成において足りないものを補うには
新保 幸洋
■専任教員養成講習会受講後に
教育力を高めるために必要な学校管理者の役割
江川 万千代
■【鼎談】教育力UPのための効果的な継続教育を求めて
杉原 多可子/鳥井元 純子/佐藤 浩章


■特別記事
活動性を高める授業づくり:LTD基盤型授業モデルの提案
安永 悟
■Scramble Zone
看護教育の理想を求め,企業と提携した浣腸演習教材「かん助」の開発
久司 一葉
アメリカの基礎看護教育におけるシミュレーション教育
 サンフランシスコ大学での母性看護学の実践例から学ぶ
齋藤 真希


●【新連載】学生なら誰でも知っている 看護コトバのダイバーシティ・1
寄り添い
木村 映里
●【新連載】優れた“わざ”をどう伝えるか
技術の「背後にある意味」を教える・1
優れた“わざ”を伝承するために
阿保 順子
コラム 連載を共有するにあたって
川嶋 みどり
●【新連載】「配慮が必要な学生」の学びにつなげる対応
臨地実習における教育上の調整を考える・1
臨地実習において教員や臨床指導者が抱く困難感
飯岡 由紀子
●だから私はこう書いた 系看著者のフィロソフィー・5
「緩和ケア」 緩和ケアで看護の本質を学ぶ
内布 敦子
●東西南北! 学生募集旅日誌・7
長崎で,息子に進学を勧めてくれる卒業生に会う
高塚 由香里
●グループワークの“達人”への道・7
グループワークの調整 授業回数を重ねてから留意すること
三浦 真琴
●考える力を育てるシンキングツールの活用・10(最終回)
多面的に評価して判断するときのPMI
黒上 晴夫

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定価 1,620円
(本体1,500円+税8%)