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精神看護

2016年11月号 (通常号) ( Vol.19 No.6)
特集1 足の爪切りは患者さんの人生を変える/特集2 脱施設化の先進地イタリアの素顔が見たい

特集1 足の爪切りは患者さんの人生を変える

足の爪の障害は、人の生活に甚大な影響を与えます。爪が肥厚して靴が履けない、痛くて歩けないとなれば、それによって血流が悪くなる、身体機能が落ちるという身体面への影響が出ます。あるいは靴を履いていくことが求められる場所へ出かけられなくなり、人と交流ができないといった社会面にも影響が出ます。
現在、自分では爪が切れずに困っている患者さんはかなりの数にのぼります。しかしそこに応えられる爪切りの看護技術が普及していない状況です。それは精神科でも同じです。いや、高齢化が進み、身体合併症が増加中の精神科でこそ、足の爪へのケアニーズは高いと言えるのではないでしょうか。
そこでこの特集では、爪を切る技術を磨いてゾンデ1本で開業を果たした看護師、伊部美代子さんに登場いただきます。その見事な技術で激変する爪ビフォーアフターと、患者さんの人生の変化をごらんください。
■(1) 実例で見てみましょう。足の爪が改善すると、QOLは確実に向上します!
伊部 美代子
■(2) どうやって爪を切っていくのか時系列に沿って見ていきましょう。
取材記事:編集部
■(3) 足の爪切り専門のサロンを開業するまでの経緯を教えてもらいました
伊部 美代子
■(4) 奥が深くてやりがいがある、いのちを守るフットケア
米山 淳子


特集2 脱施設化の先進地イタリアの素顔が見たい

「精神科病院がない」というイタリア。そのことを頭では理解できても、具体的に考えていくと数々の疑問が湧いてきます。急性期状態の時はどうしているの? さすがに触法病棟はあるのでしょう? 国民が精神障害者が地域で暮らすことに理解があるってことなの? 精神障害者の仕事や住居はどうなっているの? スタッフの仕事は?...などなど。
今回、脱施設化発祥の地として有名なトリエステを訪れたのは、べてるの家のメンバーとスタッフ、東京大学の石原孝二氏と山田理絵氏、そして通訳を担当した広島大学の松嶋健氏です。個々の目に写ったイタリアを紹介いただきましょう。同時期に北イタリアを訪問した近田真美子氏にも同じくレポートしていただきます。
■(1) 旅の目的
石原 孝二
■(2) 当たり前のことを、普通に
向谷地 生良
■(3) 総合病院精神科救急病棟(SPDC)と地域精神保健センター
高田 大志
■(4) 触法精神障害者のための中間施設「レムス」
山田 理絵
■(5) 当事者研究ワークショップを開催
松嶋 健
■[コラム]トリエステで当事者研究ワークショップ
山根 耕平
■(6) 私たちが学ぶべきは、方法論ではなく、人間への眼差しだ
近田 真美子
■(7) トリエステモデルとオープンダイアローグ
石原 孝二


■特別企画
搬送時のサマリーはこう書くべし
伝わる書き方、残念な書き方
松谷 典洋


●自著を語る
マインドフルネスとスキーマ療法に焦点を当てた本を出しました
伊藤 絵美
●イイネ!その業務改善(6)
物品自己管理基準をフローチャートで明確化
山田 信二
●愛か不安か(8)
快気祝いと絶好調
春日 武彦
●就労移行って何だ?(6)
健常と障害の境目で
引地 達也
●武井麻子のOh!それみ~よ(8)
『脳が壊れた』
武井 麻子
●失恋の話を聞きまくる男たち。桃山商事(15)
「男の生きづらさ」を考える(後編)
清田 隆之
●べてる新聞ぱぴぷぺぽ(112)
浦河べてるの家

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定価 1,404円
(本体1,300円+税8%)