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看護教育

2016年11月号 (通常号) ( Vol.57 No.11)
特集 使える「患者役」になろう!
 看護教育においては,常に「患者役」が必要となります。ペーパーペイシェントや数値だけの事例を除けば,授業から演習,技術の習得から接遇対応のシミュレーションまで,患者役が存在しない場面はないと言ってもいいでしょう。ただ,高度な教育を受けたSP(Standardized Patient)が不可欠なOSCEはともかく,訓練された模擬患者を授業で活用できる機会は限られていますし,臨床看護師に患者役で協力してもらうのも,常にとはいきません。当然教員がその役割の大半をこなすことになります。
 大抵の教員は,自らの臨床経験と学んだ知識で患者役を演じます。けれども,そこに目的達成のために「演じている」という意識はあるでしょうか?さらに言えば,学生に患者役をさせる際に,「演じる」ことを意識させているでしょうか?
 今回の特集では,教員が患者役を演じることの重要性を再認識していただいたうえで,いかにすれば教育効果を高める患者役になれるかを考えていただくものです。模擬患者教育の実情や正式な養成を受けた模擬患者の演じ方を参考に,より使える患者役になっていただきたいと思います。

■教員や学生が「患者役」になる意義をあらためて考える
屋宜 譜美子
■模擬患者教育の立場からみた「患者役」の演じ方
福井 みどり
■模擬患者に聞く「患者役」のあり方
佐藤 睦子/斎藤 文江/長谷川 克
■学生の段階的技術試験や新人看護職員合同研修における
「OGナース」の模擬患者としての活用
若林 亜由美/田口 恵美子/高口 みさき
■【対談】「演じる」視点からロールプレイを再考する
有馬 葉子/蓮行


■特別記事
相対的欠格事由改正後,初の保健師・助産師・看護師免許付与件数の公開
 障害をもつ学生を取り巻く状況理解のための解説
栗原 房江
■Scramble Zone
地域の一員として参画する災害医療訓練
 段階的で臨場感のある救護訓練の取り組みと学習効果
長瀬 真理子


●笑いの伝道師 Wマコトのコミュニケーション革命・11
一流芸人から学ぶ! 1人ひとりが輝く『人材笑育コミュニケーション術』
 ~すべての人を輝かせる法則~
Wマコト
●だから私はこう書いた 系看著者のフィロソフィー・3
「精神保健福祉」
 地域移行の進展をめざし,基礎教育から精神看護の未来を変える
吉川 隆博
●グループワークの“達人”への道・5
グループワークの準備 授業初日に学生が体験すること その1
三浦 真琴
●東西南北! 学生募集旅日誌・5
伊賀上野の病院での説明会で卒業生の声を届ける
高塚 由香里
●考える力を育てるシンキングツールの活用・8
ピラミッド・チャートを使って論理的に書く
黒上 晴夫
●“医療安全力”を育むリスクアセスメントトレーニング・31
“教育不足”にかかわる事例発生を防止する!
 事例発生にかかわる課題の見える化と未然防止対策
斉藤 奈緒美/石川 雅彦
●宮子あずさのエキサイティングWriting・23
批判の作法
宮子 あずさ

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定価 1,620円
(本体1,500円+税8%)