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看護教育

2016年08月号 (増大号) ( Vol.57 No.8)
特集 論理的に書こう!/第2特集 看護学生・教員エッセイ 入選エッセイの発表

特集 論理的に書こう!
 前号では,論理的に「話す(聞く)」ことを取り上げました。今回はそれを「書く(読む)」という視点から再考します。引き続き,「論理的に考える」のではなく「考えた後で論理的に整理して話す(書く)」のだということを念頭においていただきたいと思います。
 「話す」ことに比べれば,「書く」ことに関して教員はまがりなりにも学びの経験を積んで来ています。また,上記のように「考えた後で論理的に整理する」ための時間は,「話す」より「書く」ほうが,たいていの場合は多く取ることができます。それでも「論理的に書く」のが苦手という人は少なくありません。これは,「論理的」という言葉の理解と,効果的なトレーニングの不足が原因の1つではないでしょうか。
 今回の特集は,「論理的に書く」前に「なぜそうするのか」「どんなときそうするのか」という自問が大事であること,および「書く」というのはコミュニケーションの手段であること,それぞれを再確認することから始まります。それらをふまえ,相手に何をどう伝えたらいいかを念頭において,論理的に考えを整理して執筆することの重要性を説きます。それから,看護教員ができる「論理的に書く」ためのトレーニングを,パラグラフ構造やアウトラインを用いたり,短い文から始めたりというように具体的に紹介していきます。
 教員自身が「論理的に書く」ことの意味を理解できれば,伝えたいことを伝えたい人により明快に伝えられるようになります。そして,その姿勢が学生に伝われば,きっと学生も「論理的に書く」ことに興味をもってくれるでしょう。そうなることを願っています。

■「論理的に書くにはどうしよう」と問う前に,まず問うべきこと
戸田山 和久
■【対談】看護教員が学べる論理的な書き方
戸田山 和久/高口 みさき
■論理的に書くための3つのヒント
福澤 一吉
■小さな文章で,まず練習しよう ! 《2つの世界》を書き分ける
佐渡島 紗織


第2特集 看護学生・教員エッセイ 入選エッセイの発表
■学生部門
【講評】心の成長への学びと職業人への道程
柳田 邦男
【講評】捨てる勇気
宮子 あずさ
【柳田邦男賞】負の感情からの気づき
門脇 詩織
【柳田邦男賞】看護って,愛だと思うのです。
本間 陵太
【宮子あずさ賞】彼
原 のぞみ
最後の援助 この手に残る感覚
大野 史華
生きることへの思い
大矢 卓司
虹色の雲に願って
小林 珠生
個人から,チームとしての可能性へ
篠原 万里栄
痛みと恥ずかしさとバスタオル
新原 好美
私の原動力
仁賀 正子
私が目指す看護
西山 育代
■教員部門
該当作なし


■特別記事
MOSTへの看護教員の招待
 授業実践の可視化と共有を通じた成長する教育改善コミュニティへ
酒井 博之
■看護教育研究
学生の自己教育力と特性的自己効力感の関連調査
 実習でのリフレクティブサイクルを通じて
李 慧瑛/下高原 理恵/緒方 重光/西本 大策/相川 みづ江
横山 美江/橋本 智美/新橋 澄子/深田 あきみ
■Scramble Zone
学生と教員がもっと話せる時間と場 本校の「出前講座」の取り組み
藤田 京子


●笑いの伝道師 Wマコトのコミュニケーション革命・8
一流芸人の究極思考! “なんでやねん力” すべての物事を紐解く力
Wマコト
●東西南北! 学生募集旅日誌・2
北海道の旅の(味の?)おもいで
高塚 由香里
●グループワークの“達人”への道・2
学生の知識獲得スタイルをデザインする「学問モデル」の提案
三浦 真琴
●考える力を育てるシンキングツールの活用・5
説得力のある主張を生み出すバタフライ・チャート
黒上 晴夫
●“医療安全力”を育むリスクアセスメントトレーニング・28
“わからないこと”を明確にして事例発生を防止する!
 事例発生に至るプロセスの見える化と未然防止トレーニング
斉藤 奈緒美/石川 雅彦
●宮子あずさのエキサイティングWriting・20
文章の手直し
宮子 あずさ

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定価 2,376円
(本体2,200円+税8%)