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看護教育

2016年03月号 (通常号) ( Vol.57 No.3)
特集 カリキュラムを「拡張」しよう!
 看護教育においては,国家試験合格という1つの目標があるため,他の教育に比べて自由なカリキュラム作成の余地が多くありません。若年人口の減少と教育機関の増加という2つの状況から鑑みても,本来であれば,学校,大学の特徴を強く打ち出し,独自のカリキュラムを編成したいところですが,なかなかそうはいかないのが現状でしょう。
 そこで,発想転換の勧めです。カリキュラムはある程度固められて,そこに自由裁量の入る余地が少ないのなら,カリキュラム外(extra-curricular)を活用することです。ただ,単純に課外活動を増やせばいいということでありません。卒業単位には含まれない教育的な準正課教育(co-curricular)に教職員が積極的に関与し,カリキュラムを「拡張」するということです。今まで行っていた活動もカリキュラムと結びつけることによって,教育効果を上げ,その教育機関に望ましい学生の成長が期待できるでしょう。
 カリキュラム外はカリキュラムと無関係というわけではありません。その点を外しさえしなければ,新たに何かを始めずとも,拡張はできるはずです。

■準正課教育を活かして,カリキュラムを広くとらえよう
山田 剛史
■カリキュラム「外」の活動をカリキュラムと結びつけるために
近藤 麻理
■批判的思考態度を育て,「平和」を問い直す研修旅行
片岡 和江
■臨床を視野に入れた接遇(おもてなし)教育
高塚 由香里
■時間外に行う委員会活動で育つ学生の力
佐々木 美奈子


■特別記事
教育が開く看護の時代:鍵となる3つのE Afaf Meleis先生講演からの報告
福田 正道/坂下 玲子


●笑いの伝道師 Wマコトのコミュニケーション革命・3
コミュニケーションが劇的に変わる! “緊張と緩和”
 心と心が通じ合うことで笑顔の現場が実現できる
Wマコト
●看図アプローチへの招待・3
看図アプローチ,学習者は「みて」何を考える
鹿内 信善/徳永 基与子/石田 ゆき
●臨床教育学 わからないこととの出会い・3
親が子どもをわかるということ わかりすぎるということ
遠藤 野ゆり
●アジア,アフリカ,ラテンアメリカの看護教育はいま・12
台湾 看護の役割拡大と質向上をめざして改革を進める
亀井 縁
●“医療安全力”を育むリスクアセスメントトレーニング・23
体験から学ぶチームトレーニング-上級編
斉藤 奈緒美/石川 雅彦
●宮子あずさのエキサイティングWriting・15
プレゼンテーション資料で倫理を思索する
宮子 あずさ

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定価 1,620円
(本体1,500円+税8%)