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訪問看護と介護

2015年03月号 (通常号) ( Vol.20 No.3)
特集 「ノーリフト」で苦痛のない身体介助-腰痛予防とケアの質向上を両立させる
 腰痛になったとき「職業病だから」と自分に言い聞かせたり、移乗のとき「痛いけどちょっとがまんしてね」と利用者さんに声かけしたことはありませんか? これまでは“仕方がない”と思われていたことですが、ちょっと待って! 必要に応じて福祉用具や機器を効果的に使うことで、利用者さんの残存機能を活かし、ケアする人の負担も軽くすることができるんです。
 看護・介護者の腰痛がかつて大きな社会問題となっていたオーストラリアでは、人力のみでの移乗を禁止し、正しいアセスメントに基づき福祉用具や機器を使用する「ノーリフト」によって、腰痛を半減させました。日本での実践を通して、日本ノーリフト協会の保田淳子氏は「利用者の拘縮・褥瘡を改善し、皮膚損傷を防ぐことができる」とも言います。家族介護者の負担を減らし、本人のリハビリテーションにもなるなど、ケアの幅が広がる効果も。
 日本ノーリフト協会は、2015年4月から、日本の現場に合わせてより導入しやすい工夫を加えた「ノーリフト日本版」を発表します。シート1枚、手袋1セットから始めることができる「ノーリフト」。あなたのケアにも取り入れてみませんか?

■「ノーリフトケア」でカルチャーチェンジ
 働く環境とケアの質の向上を両立させる
保田 淳子
■やってみよう! ノーリフトケア
 椅子からの立ち上がりと車いすの座り直しのサポート
保田 淳子
■ノーリフトで使う福祉用具

■実践報告
1.セルフケア向上と家族介護者の負担軽減
「できれば自分で、簡単に、気持ちよく」を叶えるノーリフト
 訪問看護にスライディングシートを導入した成果
佐藤 直子、加藤 希
2.ノーリフトがあたりまえにある地域づくり
安心して在宅を選択できるまちづくりをノーリフトで
 リフト導入のバリアを解消する取り組み
福田 裕子
市民のニーズに合った「支え合い」支援を続けたい
 ノーリフトの市民講習会を開催して
北村 優
3.在宅生活をイメージできる病院への導入
リフトによる腰痛予防対策と在宅生活の実現
 回復期リハビリテーション病院におけるノーリフトの実践
栄 健一郎
4.組織ぐるみのノーリフト実践
「持ち上げない・抱えない」ケアの実践に向けた職場研修
 慢性期病棟でケアの質向上を実感した取り組み
水本 桂子
■在宅で福祉用具を活用するために知っておきたいこと
西山 輝之、鈴木 寿郎


■巻頭インタビュー ケアする人々・32
國森康弘さん×富岡里江さん
“命のつながり”を体感する
巻頭グラフ連載、始めます!
(構成)編集室


●これって、急変? Part 2 「なんとなく変」への対処法・3
初回訪問虎の巻!
鈴木 健一
●在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・66
最期の言葉は「あいしてる」
秋山 正子
●介護することば 介護するからだ 細馬先生の観察日記・44
お菓子を食べるまで
細馬 宏通
●一器多用・46
“抱え上げない介護”の落とし穴
岡田 慎一郎
●「介護」「看病」は“泣き笑い” ウチの場合はこうなんです!・48
えっ、もうこんな時間!?の巻
岡崎 杏里
●訪問ほっとらいん
訪問看護エピソード集
佐藤 美穂子
「地域包括ケアステーション」を一緒に創りませんか?
堀田 聰子、西村 周三、秋山 正子
QOLを高める「人工臀筋つきおむつ」の開発
佐藤 厚子、工藤 雄行
●ほっとらいん ふろむ ほんごう
「ノーリフト医療協議会(仮称)」設立準備会開催
財団設立20周年! 訪問看護サミット2014

商品写真
定価 1,404円
(本体1,300円+税8%)
(品切中)