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訪問看護と介護

2015年02月号 (通常号) ( Vol.20 No.2)
特集 訪問看護の意思決定支援-いつ何をどう行なうことなのか
 「最期は自宅で? 病院で?」「胃ろうはつけるの? つけないの?」 治療選択はもちろん、さまざまな局面で、本人そして家族に「意思決定」が求められるようになっています。でも、本人・家族にとっては何もかもが初めての体験、しかも一度きりのことです。病気や障害があってただでさえつらい状況なのに、短期間で選択を行なわねばならないこともあります。「意思決定」は、実は少なからず負担です。時に、自分自身の意思がわからなかったり、そうでなくても、心はつねに揺れ動きます。本人・家族の意思が対立することもあれば、認知症などで本人の意思確認が難しいこともあるでしょう。
 こうしたプロセスに寄り添う「意思決定支援」とは、具体的にはいったい何をすることなのか? 単に情報をわかりやすく提供し、選択肢を示すだけではないようです。「訪問看護」の実践から、その人の生き方をエンパワメントする意思決定支援の要所を読み解きます。

【事例報告】
1.訪問看護の意思決定支援とは「〇〇したい」を叶えること
 難病、うつ、糖尿病独居、認知症末期の胃ろう造設をめぐって
久木 ひろ美
2.「最期の場所」を決める最終的な意思決定支援とは
 本人・家族の意思が対立した非がん疾患の事例から
藤田 愛
 どう生ききるかを共に考える“ACP的看護”を意識的に
宇都宮 宏子
3.がん患者の治療から看取りまで
 段階・手順に応じた意思決定支援を
  医療コーディネーターとしての経験から
岩本 ゆり
4.日々の生活援助にこそ潜む意思決定支援
 メッセンジャーナースをめざして、「排泄ケア」をめぐって
川口 奏子
5.多職種だからできる多角的・継続的な意思決定支援
 診療所看護師として、ALS患者の胃ろう造設をめぐって
田代 真理、大竹 美恵子、和田 かおり

【座談会】
「マギーズ東京」が本格始動! 意思決定支援と“場の力”
中川 和彦、アンドリュー・アンダーソン、
田村 恵子、秋山 正子
「あのとき、マギーズがあったなら」
鈴木 美穂

「在宅看取り」偏重時代の意思決定支援の課題
 在宅医療のセカンドオピニオン事例に学ぶ
嵯峨崎 泰子
本人・家族の意思決定支援をする前に
専門職をエンパワメントしたい!
川口 有美子


■特別記事
超重症児・準超重症児の身近な地域での療育の保障に向けて
 療養通所介護における障害児通所支援の現状と可能性
柴崎 祐美、湯本 晶代、佐藤 美穂子
■巻頭インタビュー ケアする人々・31
明石洋子さんに聞く
意思決定支援=意思形成支援+意思実現支援
 自閉症のわが子、そして地域の子どもたちに教えられた方法論
(構成)石射 弥生+編集室


●これって、急変? Part 2 「なんとなく変」への対処法・2
効果的なコミュニケーションの要件とは?
中山 明子
●在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・65
フレイル、そしてサルコペニアという概念
秋山 正子
●介護することば 介護するからだ 細馬先生の観察日記・43
スリッパ
細馬 宏通
●一器多用・45
“思い込み”を体感しよう
岡田 慎一郎
●「介護」「看病」は“泣き笑い” ウチの場合はこうなんです!・47
「寝込んでいる場合じゃない!」の巻
岡崎 杏里
●訪問ほっとらいん
「在宅版THP」の認定始まる
木村 久美子

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