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看護研究

2015年07月号 (増刊号) ( Vol.48 No.4)
大学院で学ぶ意味 新たな看護を創るために
 昨年47巻4号の増刊号では、博士論文を書くということについて考えてみました。今回はさらにすそ野を広げて、大学院で学ぶことの意味を考えたいと思います。
 大学院に進もうとする志には、看護学の一層の専門性を身につけようとする真摯な情熱があるものと思われます。そして研究者に進む道もあれば、大学院での学びを臨床でいかす道もあります。自らの方向性を見極めていく中で、どのようなことを考え、どのようなことを学ぶのか。そして大学院はどのような知を提供するのか。
 本特集では、1つの手がかりとして、大学院における研究を中心に据え、その問いの発見と精錬のプロセスの中で、大学院生の方々が研究者になるためのビジョンをどのように描いていくのかを追いながら、大学院で学ぶ意味を探ります。それと同時に、指導にあたった教員の方々にもコメントを寄せていただくことで、研究する者と指導する者とのメンターシップの一端を見いだせたらと思います。
 これから大学院で学ぼうとする方々、また今回登場いただく執筆者と同じ立場で学んでいる方々、そしていま第一線に立たれている研究者の方々とともに、考えていきたいと思います。

■博士修了の立場から
大学院における研究のプロセスと学び
内川 洋子/コメント:山田 覚
臨床での経験と研究,そして研究結果を実践で活用するための研究へ
菊地 悦子/コメント:酒井 郁子
東日本大震災がきっかけとなった研究活動
佐藤 眞理/コメント:吉沢 豊予子
新たな知の創造
山内 朋子/コメント:筒井 真優美
■修士修了の立場から
リカバリー志向の共同意思決定Shared Decision Makingとの出会い
青木 裕見/コメント:萱間 真美
大学院で学ぶことから展開する知識の応用と研究に対する自覚
 修士論文の研究の進行過程を辿りながら
新 裕紀子/コメント:中尾 久子
看護研究から問題解決の方法を学ぶ
藤原 美保/コメント:坂下 玲子
“わからないこと”を考え続ける その原点としての修士論文
細野 知子/コメント:西村 ユミ
人生に面白味を与えてくれた大学院
三田村 裕子/コメント:金井 Pak 雅子
スタートライン 看護師が働きやすい環境を考え続けたい
横山 麻美/コメント:山本 則子
実践に根ざした知を創る
吉行 紀子/コメント:河野 あゆみ


■特別記事
臨床を中心に考える看護研究者のあり方とは
 クリティークとシステマティックレビューの重要性
植木 慎悟
文化人類学と看護学 質的研究をめぐって
 文化人類学からみた看護領域における質的研究の特殊性
  なぜカテゴリーが好まれるのか?
磯野 真穂
看護学における質的研究の独自性と課題
 文化人類学者の問いが突きつけるもの
田辺 けい子,水嵜 知子
■原著論文
住民との協働を基盤とした活動の保健師の行動意図に影響する要因の構造
山谷 麻由美,中尾 八重子,竹口 和江

商品写真
定価 2,052円
(本体1,900円+税8%)