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看護教育

2015年05月号 (通常号) ( Vol.56 No.5)
特集 「やってくる」事前課題をつくろう!
 従来型の授業では,教員が講義を行い,問題を課し,それを学生が解き知識を身につける,という形式でした。比較的「復習」が大事にされてきたと思われます。しかし,アクティブラーニングや反転授業の取り入れが進められるいま,学生には講義以前に自主的に知識を得,それを学生間で共有しながらお互いに学び合うということも求められています。比較的「予習」が重視されているということです。そこで大事なのが「事前課題」です。
 講義で何を学んでほしいか,そのために事前にどんな知識や発想を身につけてほしいかを考えて,事前課題はつくられます。ですので,教員は準備段階から非常にエネルギーを割く必要があります。しかも,ただ課題を出したからといって,学生がやってこなければせっかくの授業研究も水の泡。事前課題づくりは,今までの授業計画以上に大変なことかもしれません。
 今回は,事前課題の意義をふまえたうえで,授業,講義にはどのような事前課題が必要か,そして学生が「やってくる」事前課題にするにはどのような工夫が必要かを考えます。充実した授業には充実した事前課題が不可欠。皆さんが,少しでも「おもしろい」事前課題がつくれるようになれれば幸いです。

■「教わる」から「学ぶ」へのパラダイム変換の時代に,
事前課題の重要性を再考する
齋藤 茂子
■「事前課題」の意味を教えることから始めよう
坂梨 京子
■私たちは事前課題にこう取り組んでいる(1)
 「看護過程の展開」に活かす 成人看護方法論・の演習での活用
眞鍋 知子
■私たちは事前課題にこう取り組んでいる(2)
 1年生後期の胸部フィジカルアセスメントに向けて
土澤 るり
■私たちは事前課題にこう取り組んでいる(3)
 基礎看護技術の「身体の清潔を整える援助」での活用
瀬戸 かおり/鮫島 陽子
■TBL(チーム基盤型学習)における事前課題の位置づけと効果
 TBLを実践した経験と学生の感想から
新福 洋子
■反転授業における授業設計と事前課題
稲垣 忠


●教育のメイルストロム・5
「どんなときでも自分自身の権利を考え,何かあったときには
 相談できるということを知っておいてもらいたい」
働くことのルールや法律を高校生に教える
吉田 美穂さん
●アジア,アフリカ,ラテンアメリカの看護教育はいま・2
インドネシア 相手の価値観をふまえ国際協働ができる看護教育を
水谷 真由美
●授業研究で変わる! 授業研究で変える!・5
看護学生の学習意欲を高める授業づくり
吉崎 静夫/蔵谷 範子
●卒業前の看護実践能力育成への取り組み
愛知県立大学看護学部「看護の統合と実践」検討プロジェクト・9
分野別演習の指導計画と実施状況
 精神看護学:自殺企図のあるうつ病患者の事例を用いた
 認知行動療法を軸とする援助技術の演習
山田 浩雅/岩瀬 信夫
●看護学生 縦のいと、横のいと・5
私が看護学部に入って良かったと思う理由
木村 映里
●“医療安全力”を育むリスクアセスメントトレーニング・13
MITT:体験から学ぶチームトレーニング――教育編
斉藤 奈緒美/石川 雅彦
●看護はやっぱり面白い!? アラフォー女子大生の「看護」探求の日々・29
二度目の学生生活が終了!
片山 紀子
●宮子あずさのエキサイティングWriting・5
立場の表明と単純に是非を論じないこと
宮子 あずさ

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定価 1,620円
(本体1,500円+税8%)