2011年10月号
(通常号)
(
Vol.53
No.10)
裁判員制度における精神鑑定の実際と課題
五十嵐 禎人
裁判員にわかりやすい精神鑑定結果の報告
岡田 幸之・他
精神鑑定における高次脳機能検査の取り扱い
村松 太郎・他
広汎性発達障害が関与する事件の責任能力鑑定
-少年事件・刑事事件を通じてみられる問題点
十一 元三
物質使用障害の精神鑑定の実際
村上 優
精神鑑定における中立性とは
中谷 陽二
裁判員制度における精神鑑定の問題点-弁護士の立場から
菅野 亮
●巻頭言
災害時に見えてくる,これからの子どものメンタルヘルス対策に必要なこと
神尾 陽子
●研究と報告
高齢者の自殺企図の臨床的特徴
加藤 晃司・他
●資料
精神科病院に自殺関連行動を呈して入院した患者の特徴
-都立松沢病院病歴統計から
林 直樹・他
●私のカルテから
反社会性パーソナリティ障害の攻撃性と衝動性に対して
リスペリドン持続性注射薬が有効であった1例
清水 義雄・他
Aripiprazoleが奏効したTourette症候群の1例
本間 正教・他
健忘の回復を得た全生活史健忘の入院精神療法の一経過
-麻酔面接の意義について
多田 真理子・他
●「継往開来」
-操作的診断の中で見失われがちな,大切な疾病概念や症状の再評価シリーズ
祈祷性精神症(病)
中山 和彦・他
●「精神医学」への手紙
ECTの有効な「方法」を問う一歩
-「発作時脳波を用いた急性期m-ECT施行アルゴリズム作成の試み」
(本誌 53:263-270, 2011)によせて
上田 諭