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看護管理

2009年04月号 (通常号) ( Vol.19 No.4)
特集 リソースナースの活用
 看護師の裁量権拡大が話題にのぼるなか,専門看護師や認定看護師についてもあらためて活動の意義を問う議論が起きつつある。これら専門領域をもつ看護師の活用に関しては,当事者や養成側だけでなく,臨床現場からも声をあげていくことが求められている。
 本特集では,認定看護師や専門看護師などをリソースナースとして積極的に活用している施設について,その取り組みを紹介。リソースナースの存在を組織内で明確に位置づけることの意味と成果,支援体制,経済的効果などに学ぶとともに,リソースナースを支える看護管理者の視点を共有したい。


■専門領域をもつ看護師の活用から役割発展へ向けて
外来での業務分担と役割拡大を中心に
木村 チヅ子
慶應義塾大学病院では2001年から療養支援室を設立し,認定看護師および院内認定のエキスパート看護師を専門領域看護師として配置。患者・家族の医療ニーズに応え,医療者のリソースとして機能すると同時に,外来看護提供の仕組みにも影響を与えている。この背景や活動状況について述べる。

■リソースナースセンター設置による専門看護師・認定看護師の活動と質の保証
平井 三重子
関西労災病院では,専門看護師や認定看護師の活動を組織的にサポートするシステムづくりや能力開発のために,2006年にリソースナースセンターを設置した。センターによる組織的なサポートシステムの運営やその効果,また能力開発のための認定看護師ラダーを紹介する。

■専門分野をもつ看護師の活躍を可能にする体制づくり
ジェネラリストとスペシャリストのコラボレーションが看護組織を成長させる
中村 しのぶ/植本 洋美/平 葉子
天理よろづ相談所病院におけるリソースナース活用は,1983年以降,形を変えながらも着実に発展を遂げてきた。リソースナースが能力を発揮するためには,ジェネラリストにリソースナース活用のプロになってもらうことが重要である。この考えにもとづいた組織づくりについて解説する。

■看護外来を支えるリソースナースの成果と将来展望
道又 元裕
杏林大学医学部付属病院では,「患者のニーズに応えるためには看護外来が必要である」という認識のもとに看護外来をスタートさせ,現在では13の看護外来が設置・運営されている。現在までの看護外来の実績とともに,その成果を支えるスペシャリストであるリソースナース育成の状況を紹介する。


■特別記事
新卒看護師の基本的看護技術習得状況に関する実態調査
福井 トシ子
医療安全管理におけるエキスパートの育成
新たに開講した「医療安全管理専攻科」の概要と展望
石川 雅彦
新人教育に看護教科書を活用して
瀬下 律子

■研究報告
人工呼吸器に関連するインシデント・アクシデント事例の分析
佐賀大学医学部附属病院における事例から
大塚 和良/内田 順子/毎熊 恵子/中島 幹夫

■実践報告
ともに学び,成長する新人教育支援システムの構築
プリセプターおよびアソシエーターを中心とした看護部全体で育てる環境づくり
草野 ひとみ/久保 伸子/野島 三千代/高松 和江


●≪新連載≫看護と医療政策を考えるヒント・1
看護が握るキャスティングボード
松村 啓史
●今に生きるヒトコト・4
「看護であること 看護でないこと」
吉村 浩美
●スクラブナース4年生・47
ドミニカ共和国(1) 「魚」を与えに行った旅
鈴木 美穂
●病院のことばとコミュニケーション-ポライトネス・ストラテジーの視点から・4
あなたの病院の敬語は適切ですか? それとも過剰?
敬語を効果的に使って信頼関係・協力関係を築く
吉岡 泰夫/有満 憲恵
●医者ときどき看護師・16
風邪と休みと医療者と
平林 大輔
●やじうま宮子の看護管理な日々-看護師長でいこう!・37
モンスター患者は絶滅するか
宮子 あずさ
●おとなが読む絵本-ケアする人,ケアされる人のために・44
過ぎし日が甦る夜行列車の情景
『やこうれっしゃ』 『ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ』
柳田 邦男

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定価 1,575円
(本体1,500円+税5%)