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助産雑誌

2009年03月号 (通常号) ( Vol.63 No.3)
特集 災害時の母子支援を考える
 阪神・淡路大震災から14年を経て,災害看護はその重要性がますます強くなってきています。災害時には通常時以上の支援が必要となる妊産褥婦や乳幼児に対して,助産師ができることとはどのようなものでしょうか。
 特集では,基礎知識として災害について学ぶとともに,災害時における助産師のかかわりについて考えます。


■災害看護の基礎知識
災害時には,どんなことが起こるのか
安達 和美
災害時,被災した人々や地域社会にはどのようなことが起こるのだろうか。まずは,過去の経験や災害看護研究・実践をもとに,災害についての理解を深め,災害看護に必要な視点を考えてみよう。

■被災体験が母子の心身に与える影響
渡邊 聡子
母親や乳幼児,胎児の心身に被災体験が与える影響とはどのようなものなのだろうか。ここでは,身体・心へと災害がもたらす影響について述べるとともに,それに対してどのような看護ケアが必要となるのか解説する。

■災害発生前から避難後まで
災害に対して助産師ができること
西村 明子・飯尾 祐加・勝田 真由美・末原 紀美代
災害発生時から避難後まで,母子が安全で安心して生活できるためにはさまざまな場面での支援が必要である。ここでは,震災時の体験を踏まえ,助産師ができること,日頃から備えておくべき物品や心構えについて概説する。

■被害予測から,防災対策を考える
国崎 信江
防災対策を講じるうえで,災害時に自施設がどのような被害を受けるのか,具体的,かつリアリティのあるイメージを持つことが重要である。過去の事例や被害予測のための実験を参考に,被害を予測してみよう。身の回りにある意外なものが脅威となりえることに気づくのではないだろうか。

■妊産婦・家庭に向けて,災害への備えをどう伝えるか
青山 恭子
災害はいつ,どこで起きるものかわからない。妊産婦や家族自身にも日頃から災害への備えの必要性について伝えていくことが大切である。ここでは,母子に向けてどのような内容を伝えるとよいか,具体例も挙げて紹介する。

■母子支援の前に考えておきたいこと
自らも被災者となる状況を想定する
井上 冷子
災害時に忘れてはならないのは,支援者である助産師も被災者であるということである。直接の被害はなくとも,支援活動のなかで二次的な被災体験を持つ場合もある。看護職への心のケアの大切さについて,震災時を振り返りながら,考察する。


■レポート
オーストラリア ニューサウスウェールズ州における
帝王切開分娩の母子に対するケア(後編)
横手 直美

■特別寄稿
明治元年の産婆取り締まりの意図(前編)
大林 道子

■トピックス
2006年度トヨタ財団「くらしといのちの豊かさを求めて」研究助成
「赤ちゃんにおむつはいらない」研究報告会を開催して
和田 知代
第3回正常出産カンファレンスを開催しました
宮川 友美
シンポジウム開催レポート
二分脊椎女性のリプロダクティブヘルス/ライツ
思春期からの月経と性の健康
野田 洋子・小野 敏子


●密着フォト・ルポ 助産師のいる風景
まんまる助産院
船元 康子
●飲んで大丈夫?やめて大丈夫?これだけは知っておきたい薬の知識[12] 最終回
精神疾患
柳田 亜紀子・山内 愛・各務 真紀・村島 温子・石井 真理子
●バルナバクリニック発 ぶつぶつ通信[60]
添加物だらけの食生活に警鐘を
冨田 江里子
●りれー随筆[291]
3階東病棟より
神薗 由佳
●本のなる樹[3]
お父さんにできること
さくま ゆみこ
●この本,いかがですか?
オキシトシン 私たちのからだがつくる安らぎの物質
水井 雅子

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定価 1,365円
(本体1,300円+税5%)