2007年12月号
(通常号)
(
Vol.17
No.12)
■安全管理者が身につけるべき知識とスキル
国立保健医療科学院における長期コース「安全管理研究科」の研修から
石川 雅彦
国立保健医療科学院では,2002年度より医療安全管理者の養成のための約6か月にわたる長期研修「安全管理研究科」を実施している。講義・演習,病院見学,自院研修,研究・発表など,充実したプログラムの概要と,これからの課題について述べる。
■安全管理に携わる看護管理者として戦略の中核を担う
鶴田 清子
静岡県立がんセンターで開院前から医療安全管理体制の構築に携ってきた筆者が,看護管理者としての方向性を示唆される機会となった研修の成果と,自施設の安全管理組織診断を踏まえた体制づくりについて報告する。
研修で身につけた知識とスキルを現場でいかに展開するか
■【看護師として】より広い視野での安全管理実践へ
岡本 初美
筆者は研修において,看護師としての視点だけでなく,より広い意味での安全管理を系統立てて学べたという。栃木県立がんセンターで実践したヒヤリハット報告への対応や,各種委員会活動,職員研修などの積極的な取り組みを紹介する。
■【薬剤師として】多職種の協力による誤薬防止への取り組み
山本 真
研修で得た知識や技術を活用し,安全管理組織の再構築など各種の活動を展開した筆者。そのなかでも,採用薬剤の限定,薬剤師の病棟配役業務への参画,バーコードによる薬剤確認システムなど,誤薬防止に関する取り組みについて述べる。
■【事務職として】事例分析の院内研修実施に結びつく
時田 聡
事務職として長年安全管理業務に携わってきた筆者は,研修での学びを経て,自院でそれまで効果的に行なわれていなかったインシデント・アクシデントの事例分析に着目。現場の医療安全推進者を対象に,RCA(根本原因分析法)研修を計画・実施した。
■医療の質向上を担う安全管理のエキスパート育成のコンテンツ
国立保健医療科学院における上級者を対象とした医療安全管理者研修の概要と実施状況から
石川 雅彦
医療安全を継続して推進するためには,次代を担う管理者を育成することのできる管理者の育成が必須である。国立保健医療科学院において実施された,医療安全のエキスパートの育成を目的とした研修について,その目的と実施内容,成果を報告する。
■特別記事
看護管理者のための選ばれる職場づくりマニュアル「SHOKUBA SUPPORT BOOK」
小川 忍
上級実践看護師(APN)の教育の現状 ニューヨーク大学大学院での研修から
大和 利江子/庄村 雅子
■短報
看護師のエンパワーメントに関する意識調査
甲斐 通子/紙谷 由香/小林 紀明
●学会へ行こう!
第27回日本看護科学学会学術集会
人々の健康と生活を支える看護科学の創造
村嶋 幸代
●スクラブ・ナース 3年生[31]
マグネットホスピタル 神話と真実
鈴木 美穂
●国際看護師協会(ICN)学術集会レポート[4・最終回]
企画者の立場から振り返る
堀 喜久子/永池 京子
●大学病院副看護部長研修のプログラム開発と実践[3]
実践的研修のためのプログラム開発
大室 律子/黒田 久美子・他
●戦略的医療安全研修――計画から評価までのプロセス[12・最終回]
医療安全研修から医療の質向上へ
石川 雅彦
●看護にとっての経営学[15・最終回]
成長するための強い組織づくり
青木 菜穂子/松村 啓史
●医療コンフリクト・マネジメント 医療メディエーションの実践[9]
メディエーションへの「懐疑」を考察する
中西 淑美
●亀田メディカルセンターの医療サービス経営[11]
打てば響く参謀役をめざして 経営企画室の取り組み
安達 暁子
●やじうま宮子の看護管理な日々――看護師長でいこう![21]
スタッフへのお薦め本は『自虐の詩』なのです
宮子 あずさ
●おとなが読む絵本――ケアする人,ケアされる人のために[29]
虫たちのコンサートを聴きに行きませんか
『むしのおんがくがっこう』『5ひきのすてきなねずみ――おんがくかいのよる』
柳田 邦男
●BOOK MARK
シンポジウム「患者と医療者が手をつなぐためにすべきこと」開催
患者と医療者が手を携えるためには
本誌編集室
●ナースマネジャーのためのナレッジリポジトリー
片岡 惇