≪系統看護学講座 別巻≫
臨床放射線医学
(第9版)
著:青木 学/氏田 万寿夫/内山 眞幸/太田 智行/尾尻 博也/兼平 千裕/貞岡 俊一/関谷 透/高島 尚美/中田 典生/西岡 真樹子/福田 国彦/望月 留加
- 判型 B5
- 頁 288
- 発行 2016年01月
- 定価 2,420円
(本体2,200円+税10%)
- ISBN978-4-260-02178-4
本書の特長
●画像診断や放射線治療といった放射線医学の分野は、日々刻々と進歩しています。検査や治療は多岐にわたり、これらを患者が安心して受けられるよう看護を行うためには、看護師にも十分な放射線医学に関する知識が必要となります。
●第9版では看護学領域の著者が新たに加わり、最新の放射線医学にかかわる看護師に求められる役割を反映して、内容を書き改めました。
●「第1部:画像診断」「第2部:放射線治療」「第3部:放射線防護」の3部構成とし、各検査や治療ごとに基礎的知識や原理を十分に、かつわかりやすく学べるものとしています。
●基礎教育で使用するテキストであるという位置づけをふまえ、「第1部:画像診断」では各章の導入として冒頭で各検査の特徴などを概説したあとに、検査の実際や画像の見方を説きおこすようにしています。
●近年、CTやMRI画像などでカラー画像が増えてきています。カラーのイラストやカラー写真を多用して、視覚的で理解しやすい紙面となるよう努めています。
*「系統看護学講座」は2018年版より新デザインとなりました。
*「系統看護学講座/系看」は株式会社医学書院の登録商標です。
目 次
序章 放射線医学のなりたちと意義
(福田国彦)
A 医療における放射線医学の役割
B 放射線医学の歴史
第1部 画像診断
第1章 画像診断と看護
(高島尚美・福田国彦)
A 画像診断における看護師の役割
B 安全性の確保
C セーフティマネジメントの原則
第2章 X線診断
(関谷透・高島尚美)
A X線診断の特徴
B X線診断のなりたち
C X線検査の実際
D X線診断
第3章 CT
(氏田万寿夫・高島尚美)
A CTの特徴
B CT装置と画像のなりたち
C CT検査の実際
D CT診断
第4章 MRI
(尾尻博也・高島尚美)
A MRIの特徴
B MRI画像のなりたち
C MRI検査の実際
D MRI診断
第5章 超音波検査
(中田典生・太田智行・西岡真樹子・高島尚美)
A 超音波検査の特徴
B 超音波像のなりたち
C 超音波検査の実際
D 超音波診断
第6章 核医学検査
(内山眞幸・高島尚美)
A 核医学検査の特徴
B 核医学検査のなりたち
C 核医学検査の実際
D 各種核医学検査の実際と診断
第7章 IVR・血管造影
(貞岡俊一)
A IVR・血管造影の特徴
B IVRのなりたち
C IVRの実際とおもな副作用
D IVRを受ける患者の看護
第2部 放射線治療
第8章 放射線治療総論
(兼平千裕・内山眞幸)
A 放射線治療の原理
B 放射線治療の基礎
C 正常組織の有害反応
D 治癒線量・耐容線量と治療可能比
E 放射線治療の特徴と目的
F 照射法の種類
第9章 放射線治療と看護
(望月留加)
A 放射線治療を受ける患者・家族の特徴
B 放射線治療における看護師の役割
C 放射線治療に伴う有害反応と看護
第10章 放射線治療各論
(兼平千裕・望月留加・青木学)
A 脳腫瘍
B 頭頸部がん
C 肺がん
D 食道がん
E 乳がん
F 直腸がん
G 子宮頸がん
H 前立腺がん
I 悪性リンパ腫
J 骨転移・脳転移・上大静脈症候群
K 骨軟部腫瘍
L 小児がん
第3部 放射線防護
第11章 放射線による障害と防護
(青木学)
A 放射線障害
B 放射線防護
用語解説
索引