医学書院

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≪シリーズ ケアをひらく≫

居るのはつらいよ

ケアとセラピーについての覚書


著:東畑 開人
  • 判型 A5
  • 頁 360
  • 発行 2019年02月
  • 定価 2,200円 (本体2,000円+税10%)
  • ISBN978-4-260-03885-0
「ただ居るだけ」vs.「それでいいのか」
京大出の心理学ハカセは悪戦苦闘の職探しの末、ようやく沖縄の精神科デイケア施設に職を得た。「セラピーをするんだ!」と勇躍飛び込んだそこは、あらゆる価値が反転するふしぎの国だった――。ケアとセラピーの価値について究極まで考え抜かれた本書は、同時に、人生の一時期を共に生きたメンバーさんやスタッフたちとの熱き友情物語でもあります。一言でいえば、涙あり笑いあり出血(!)ありの、大感動スペクタクル学術書!
*「ケアをひらく」は株式会社医学書院の登録商標です。

本書が大佛次郎論壇賞を受賞!
第19回大佛次郎論壇賞(主催:朝日新聞社)が2019年12月20日に発表となり、本書が選出されました。同賞は2001年に創設され、日本の政治・経済・社会・文化・国際関係などをめぐる優れた論考を顕彰するものです。
・ 同賞の詳細情報は こちら(朝日新聞社ウェブサイトへ)

本書が紀伊國屋じんぶん大賞2020 第1位を受賞!
紀伊國屋じんぶん大賞2020(主催:紀伊國屋書店)が2019年12月26日に発表され、本書が第1位に選ばれました。同賞は、読者の投票や出版社、書店員の推薦などによって、人文書のベスト30を選出するものです。
・ 同賞の詳細情報は こちら(紀伊国屋書店ウェブサイトへ)

『シリーズ ケアをひらく』 が第73回毎日出版文化賞(企画部門)受賞!
第73回毎日出版文化賞(主催:毎日新聞社)が2019年11月3日に発表となり、『シリーズ ケアをひらく』が「企画部門」に選出されました。同賞は1947年に創設され、毎年優れた著作物や出版活動を顕彰するもので、「文学・芸術部門」「人文・社会部門」「自然科学部門」「企画部門」の4部門ごとに選出されます。
・ 同賞の詳細情報は こちら(毎日新聞社ウェブサイトへ)

●著者からのメッセージです。
【音声配信】「新刊『居るのはつらいよ』も話題の臨床心理士・東畑開人に聞く“ただ、いる、こと”とは?」東畑開人×荻上チキ×南部広美
TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」2019年3月22日

●新聞で紹介されました。
《読者の大多数は、昨今の小説をほとんど凌駕した「読み応え」を本書に感じるだろう……そして著者は呟く。デイケアのありようは「風景として描かれ、味わわれるべきものなのだ」と。そのささやかな声に、我々はある種の諦念と切なさとを感じて、心をざわつかせずにはいられない。》――春日武彦(精神科医)
(『公明新聞』2019年6月17日 読書欄より)

《きょうび、通勤電車で本を読む人は少数派。まして、読みながらクスクスと笑う人間は薄気味悪かろう。周辺の空間が少し広まった気がした。》――黒沢大陸(朝日新聞大阪科学医療部長)
(『朝日新聞』2019年4月13日 書評欄・BOOK.asahi.com より)

《ケアに関わるひとの本棚に「居る」ことで、「ケアって大変よね」と共感を示し続ける、そんなゆるさが光るユニークな一冊。》――荻上チキ(評論家)
(『日本経済新聞』2019年3月30日 書評欄 より)

《著者は本書を学術書だと言うが、ユーモアのセンスは抜群。私たちは個性あふれる登場人物に笑わされているうちに、笑いなしには精神科ケアを書けなかった著者の複雑な心情を知る。》
(共同通信社配信「担当記者の激オシ本」、『西日本新聞』2019年3月30日ほか)

●雑誌で紹介されました。
《最後、失職して終わる話ですから、ぼく自身、傷ついたんですよね。編集者から声をかけてもらわなかったらたぶん一生、書かなかったと思います。》
(『女性セブン』2019年5月2日号「話題の著者にインタビュー」[取材・構成/佐久間文子]より)

《「ケアとは傷つけないこと」「セラピーとは傷つきに向き合うこと」との言葉も鋭い。医療問題はじめ、ケアしたりされたりしながら生きることを考えるための良書である。》――三宅香帆(書評家)
(『週刊朝日』2019年4月26日号より)

《僕をニヒリズムから守ってくれたのは、スタッフたちとの友情でした。「友達」は、心の病の予防と治癒に極めて大事。“真の友人とは”と構えると全員が敵に思えてくるから、同僚と世間話が出来るくらいでいいんです無駄話する相手がいなくなったら黄信号なんですよ。》
『週刊文春』2019年4月11日号「著者は語る」より)

《様々な理由で社会に溶け込めない人たちに居場所を提供するデイケアの仕事。そこでただ生きる・居ることの難しさと尊さを感じ取れる本書は、子育て中のママに是非触れてほしい一冊。》
(『VERY』2019年5月号より)

《生産する=役に立つという既定を疑う。著者の叫びの熱量に任せ、一気に読んだ。》――武田砂鉄(ライター)
『サンデー毎日』2019年3月17日号「SUNDAY LIBRALY」より ※リンク先:ALL REVIEWS)

●webで紹介されました。
《日常にあるなんでもない行為を東畑のように「ケア」という言葉に置き換えてみるとどうだろう。そこに見えてくるのは、今よりもちょっとだけど、でも誰もが必要としている優しい社会ではないか、と。》
ケアとは何か?「ただ、いる、だけ」の仕事から見えた「その価値」
石戸諭 『現代ビジネス』2019年5月14日 より)

《この学術書は「誤読」されたがっている》
社会に「ただ、いる、だけ」の居心地の悪さを考えた「居るのはつらいよ」
小沼理 『好書好日』2019年5月1日より)

臨床心理士が精神科デイケアで学んだ「麦茶を入れること」の思わぬ効用とは
 臨床心理学者・東畑開人×歴史学者・與那覇潤対談
『文春オンライン』2019年4月14日より)

だから、「居るのはつらいよ」と言葉にする。「ふしぎの国」の精神科デイケアで4年を過ごして
千葉雄登 『Buzz Feed News』2019年3月17日 より)
目 次
プロローグ それでいいのか?

第1章 ケアとセラピー ウサギ穴に落っこちる

第2章 「いる」と「する」 とりあえず座っといてくれ

第3章 心と体 「こらだ」に触る

第4章 専門家と素人 博士の異常な送迎

幕間口上 時間についての覚書

第5章 円と線 暇と退屈未満のデイケア

第6章 シロクマとクジラ 恋に弱い男

第7章 治療者と患者 金曜日は内輪ネタで笑う

第8章 人と構造 二人の辞め方

幕間口上、ふたたび ケアとセラピーについての覚書

最終章 アジールとアサイラム 居るのはつらいよ

文献一覧

あとがき
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