医学書院

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≪系統看護学講座 専門基礎分野≫

人体の構造と機能[3]

栄養学


(第13版)

執筆:小野 章史/倉貫 早智/五味 郁子/柴田 みち/杉山 みち子/鈴木 志保子/外山 健二/中村 丁次
  • 判型 B5
  • 頁 288
  • 発行 2020年02月
  • 定価 2,200円 (本体2,000円+税10%)
  • ISBN978-4-260-03861-4
本書の特徴
食事の援助は、看護師が自身の専門性に基づいて行う基本的技能の 1つです。患者の食欲がわく環境を整えたり、栄養状態をアセスメントしたり、食生活に関する相談・指導を行ったりするためには、栄養学の知識が不可欠です。
本書は、解剖学・生理学・生化学などの知識をもとに、栄養と健康、栄養と疾病・障害の関係を学び、さらに人間の栄養状態の適正化を目ざす「人間栄養学」を教育目標としています。人体や食物についての学習にとどまらず、栄養によって健康を維持・向上させる方法を総合的に習得することに主眼をおいています。
第1章では、栄養の意義と栄養学の歴史、そして保健指導や栄養療法などの場面における看護師の役割について述べています。
第2章から第5章では、生命科学に基づいた栄養に関する基礎知識を学びます。第 6章以降では、栄養状態のアセスメントとその適正化の方法を学び、さらにライフステージ別に健全な成長や疾病の予防、疾病の治療に関する知識を身につけます。
第9章では、新たに「がんの食事療法」の項目を設け、がんで食欲のない患者、健康食品を多用する患者への対応など、臨床で活用できる内容を充実させました。
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」への対応を予定しています。
*「系統看護学講座/系看」は株式会社医学書院の登録商標です。
目 次
第1章 人間栄養学と看護 (中村丁次)
 A 栄養を学ぶということ
  1 栄養とは
  2 栄養素と人間の栄養状態
  3 栄養学の歴史
  4 食物栄養学から人間栄養学へ
 B 保健・医療における栄養学
  1 保健と栄養
  2 医療と栄養
  3 食事療法の進歩と医療制度
 C 看護と栄養
  1 食事における看護師の役割
  2 経口摂取と栄養補給法
  3 チーム医療・地域医療における栄養ケア

第2章 栄養素の種類とはたらき (鈴木志保子)
 A 糖質
  1 糖質の種類
  2 糖質のはたらき
 B 脂質
  1 脂質の種類
  2 脂質のはたらき
  3 コレステロールのはたらき
 C タンパク質
  1 タンパク質・アミノ酸の種類
  2 タンパク質のはたらき
  3 タンパク質の栄養価
 D ビタミン
  1 ビタミンの種類
  2 ビタミンのはたらき
 E ミネラル
  1 ミネラルの種類
  2 ミネラルのはたらき
 F 食物繊維
  1 食物繊維の種類
  2 食物繊維のはたらき
 G 水

第3章 食物の消化と栄養素の吸収・代謝 (小野章史)
 A 食物の消化
  1 食欲
  2 消化器系のしくみとはたらき
  3 機械的消化と化学的消化
  4 三大栄養素の消化
 B 栄養素の吸収
  1 栄養素の吸収機構
  2 三大栄養素の吸収
  3 消化吸収率
  4 栄養素の吸収経路
  5 水分の吸収と便の形成
 C 血漿成分と栄養素
  1 血糖
  2 血漿脂質
  3 血漿中のアミノ酸・タンパク質
 D 栄養素の代謝
  1 代謝と体内環境の調節
  2 肝臓のはたらき
  3 核酸代謝
  4 ポルフィリン代謝
 E 吸収・代謝産物の排泄
  1 便による排泄
  2 尿による排泄
  3 その他の排泄

第4章 エネルギー代謝 (鈴木志保子)
 A 食品のエネルギー
  1 三大栄養素のエネルギー
  2 エネルギー換算係数
 B 体内のエネルギー
  1 エネルギーの出納
  2 エネルギー代謝の過程
  3 呼吸比
 C エネルギー代謝の測定
  1 直接的測定法
  2 間接的測定法
  3 二重標識水法(DLW)
  4 時間調査法(タイムスタディ)
  5 加速度計法
  6 歩行記録法
 D エネルギー消費
  1 基礎代謝
  2 安静時代謝
  3 睡眠時代謝
  4 特異動的作用(食事誘発性熱産生)
  5 活動代謝

第5章 食事と食品 (倉貫早智)
 A 食事とその変遷
 B 食事摂取基準
  1 日本人の食事摂取基準とは
  2 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定方針
  3 食事摂取基準の適用対象
  4 指標の目的と種類
  5 年齢区分
  6 参照体位
  7 摂取源
  8 おもな栄養素の食事摂取基準値
 C 食品群とその分類
  1 原料による分類
  2 主要栄養素による分類
 D 食品に含まれる栄養素
  1 穀類
  2 イモおよびデンプン類
  3 砂糖および甘味類
  4 マメ類
  5 種実類
  6 野菜類
  7 果実類
  8 キノコ類
  9 藻類
  10 魚介類
  11 肉類
  12 卵類
  13 乳類
  14 油脂類
  15 菓子類
  16 嗜好飲料類
  17 調味料および香辛料類
  18 調理加工食品群
  19 そのほかの食品
 E 食品の調理
  1 調理の目的とその方法
  2 調理の種類

第6章 栄養ケア・マネジメント (杉山みち子)
 A チームアプローチと栄養ケア・マネジメント
 B 栄養スクリーニング
 C 栄養アセスメント
 D 栄養ケア計画
  1 栄養補給
  2 栄養教育
  3 多様な専門職による栄養ケア
 E 栄養ケア計画の実施とモニタリング
  1 PDCAサイクルによる質の保証
  2 モニタリング
 F 栄養ケア・マネジメントの評価
  1 構造の評価
  2 経過の評価
  3 成果の評価

第7章 栄養状態の評価・判定 (五味郁子)
 A 栄養アセスメントの意義
  1 栄養アセスメントとは
  2 栄養状態の移行過程とアセスメント
 B 栄養アセスメントの方法
  1 身体計測
  2 臨床検査
  3 臨床診査
  4 食事調査
  5 包括的評価方法
 C 栄養状態の総合評価

第8章 ライフステージと栄養 (鈴木志保子・杉山みち子)
 A 乳児期における栄養
  1 乳児期の特徴と栄養摂取の要点
  2 乳児期の栄養ケア・マネジメントの要点
 B 幼児期における栄養
  1 幼児期の特徴と栄養摂取の要点
  2 幼児期の栄養ケア・マネジメントの要点
 C 学童期における栄養
  1 学童期の特徴と栄養摂取の要点
  2 学童期の栄養ケア・マネジメントの要点
 D 思春期・青年期における栄養
  1 思春期・青年期の特徴と栄養摂取の要点
  2 思春期・青年期の栄養ケア・マネジメントの要点
 E 成人期における栄養
  1 成人期の特徴と栄養摂取の要点
  2 成人期の栄養ケア・マネジメントの要点
 F 妊娠期における栄養
  1 妊娠期の特徴と栄養摂取の要点
  2 妊娠期の栄養ケア・マネジメントの要点
 G 授乳期における栄養
  1 授乳期の特徴と栄養摂取の要点
  2 授乳期の栄養ケア・マネジメントの要点
 H 更年期における栄養
  1 更年期の特徴
  2 更年期の栄養ケア・マネジメントの要点
 I 高齢期における栄養
  1 高齢期の特徴と栄養摂取の要点
  2 高齢期の栄養ケア・マネジメントの要点

第9章 臨床栄養 (外山健二・柴田みち・中村丁次)
 A チームで取り組む栄養管理
 B 病院食
  1 病院食の意義
  2 病院食の種類
 C 栄養補給法
  1 経腸栄養法
  2 経静脈栄養法
 D 経腸栄養製品
  1 経腸栄養製品の種類
  2 経腸栄養製品の使用時の注意点
  3 経腸栄養製品の投与経路
  4 経腸栄養製品の投与の実際
  5 経腸栄養の合併症
 E 静脈栄養剤
  1 静脈栄養剤の種類
  2 静脈栄養の合併症
 F 疾患・症状別食事療法
  1 やせ・低栄養患者の食事療法
  2 肥満・メタボリックシンドローム患者の食事療法
  3 循環器疾患患者の食事療法
  4 消化器疾患患者の食事療法
  5 栄養・代謝疾患患者の食事療法
  6 腎臓疾患患者の食事療法
  7 血液疾患患者の食事療法
  8 食物アレルギー患者の食事療法
  9 骨粗鬆症患者の食事療法
  10 摂食・嚥下障害患者の食事療法
 G 場面別の栄養管理
  1 治療を要する小児の栄養管理
  2 術前・術後における栄養管理
  3 高齢者の在宅療養における栄養管理
 H がんの食事療法
  1 がん患者の栄養状態
  2 がん治療と栄養
  3 がん患者の栄養・食事療法

第10章 健康づくりと食生活 (中村丁次)
 A 食生活の変遷と栄養の問題点
 B 生活習慣病の予防
  1 一次予防
  2 二次予防
  3 三次予防
 C 食生活の改善への施策
  1 栄養所要量から食事摂取基準へ
  2 食生活指針
  3 健康日本21と健康フロンティア戦略
  4 健康増進法
  5 食育基本法
 D 食の安全性と表示
  1 食の安全と安心とは
  2 食品表示
  3 安全で安心な食生活のために

付録 日本人の食事摂取基準(2020年版)抄録
付録 日本人の身体計測基準値

参考文献
索引
関連書
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    ≪新看護学 3≫
    専門基礎[3]
    薬物と看護 食生活と栄養 (第16版)
    執筆:門田 佳子/佐村 優/鈴木 志保子/戸田 和正/中村 丁次/森田 雅之
    定価 2,860円 (本体2,600円+税10%)
    ISBN978-4-260-03868-3
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    ≪系統看護学講座 別巻≫
    栄養食事療法
    (第4版)
    執筆:足立 香代子/宇夫方 直子/奥村 仙示/柿崎 祥子/金居 理恵子/川島 由起子/倉貫 早智/斎藤 恵子/齋藤 長徳/柴田 みち/杉山 真規子/田中 弥生/塚原 丘美/寺本 房子/中村 丁次/松原 薫/山口 崇
    定価 1,980円 (本体1,800円+税10%)
    ISBN978-4-260-03867-6
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    ≪系統看護学講座 専門基礎分野≫
    健康支援と社会保障制度[3]
    社会保障・社会福祉
    (第21版)
    執筆:福田 素生/稲沢 公一/岡部 卓/尾形 裕也/駒村 康平/石渡 和実/小林 理/伊藤 正子/池本 美和子
    定価 2,530円 (本体2,300円+税10%)
    ISBN978-4-260-04086-0